銀右衛門文庫の経済動向

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10月19日

2012-10-19 | 経済動向
東京市場は追加緩和期待や円安基調を受けて、小じっかりのスタートが予想される。中国の過度な景気減速懸念が後退した点なども追い風となり、日経平均は9000円を上回る場面もありそうだ。一方、9000円の目標達成感や週末で目立った材料がなく買い一巡後は利益確定売りが優勢となる公算が高い。ただ、日本株の出遅れ感が意識されており、下値では押し目買いといったイメージだろう。

日経平均の予想レンジは8940円-9020円。終値ベースで10/5の戻り高値8863円をクリアし、200日線(9042円)があと一歩に迫った。200日線は上昇基調が続いておりさほど強い節目ではないが、昨日で「上げ三空」を形成しており、9000円回復でも伸び悩む展開を想定しておきたい。短期的な上値メドは、9/6安値~9/19高値までの上げ幅642円を10/15安値からの上げ幅とみた9130円処。3/27高値を起点に9/19高値を通る右下がりの上値抵抗線も大方そのレベルを推移している。基調に変化が生じやすいのは、10/19、24~25、10/31~11/2、14となる。 

18日のNY株式相場でダウ平均は8.06ドル安の13548.94ドルで終了。10月フィラデルフィア連銀製造業指数と9月景気先行指数の結果を好感する場面もあったが、誤って取引中に決算発表となったグーグルの急落でハイテク株に売りが波及した。  NASDAQは前日比31.26ポイント安の3072.87ポイント、S&P500は同3.57ポイント安の1457.34ポイントで終了した。円建てのCME225先物は昨晩の大証日中終値と比べ10円安の8970円、ドル建ては変わらずの8980円で終えた。

18日の東京市場は大幅続伸。大引けにかけて上げ幅を拡大し、ほぼ高値圏で取引を終えた。東証1部の値上がり銘柄数は1327と全体の78.9%に達し、規模別株価指数はすべて上昇。欧米株高、円安進展などを背景に国際優良株や資源関連株などが軒並み高となったほか、追加緩和の思惑から金融、不動産株なども買われた。その一方、売買代金トップのソフトバンクは反落したほか、内需関連で換金売りに押される銘柄が散見された。

トレーダーズウエブより