銀右衛門文庫の経済動向

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8月3日

2014-09-03 | 経済動向
東京市場は円安進行を受けて強含む展開か。前日の大幅高や米国市場の伸び悩みでアジア株安が上値を重くする要因となるが、序盤はドル円相場が1ドル105円台に乗せたことで、先物買いが継続する公算が大きい。一方、内閣改造は織り込んでおり新規材料にはなりづらいこと、ECB理事会や米雇用統計などのイベントを控えており、後場あたりからは上昇一服感が広がる展開か。東証2部指数の連騰記録のストップや、東証一部の売買代金が2兆円を超えられるかに注目したい。
なお、きょうから日銀金融政策決定会合が開催される。前回の会合から大幅に円安が進んでおり、会合結果や総裁の発言内容には期待できないだろう。

日経平均株価の予想レンジは15760円-15850円。26週線や52週線が集中する水準で下げ止まり反発が続いている。12/30高値を起点とした上値抵抗線と、13年6月安値を起点に4月安値を通る下値支持線とで形成されるもち合い相場を強く上放れていけるかが焦点となる。

2日のNY株式市場でダウ平均は前日比30.89ドル安の17067.56ドルで終了した。米ISM製造業景況指数は59.0と市場予想(57.0)を上回ったものの、ECB理事会や米雇用統計といった主要なイベントを控えて利益確定売りが強まった。S&P500などが直近で高値を更新していたこともこうした動きを促した。原油先物価格が3%あまり下落したことを受けて、エネルギーセクターが大幅安となった一方で、米長期金利の上昇が金融セクターのアウトパフォームにつながった。NASDAQは前営業日比17.92ポイント高の4598.19ポイント、S&P500は前営業日比1.09ポイント安の2002.28ポイントで終了した。
 
円建てのCME225先物は大阪日中終値と比べ95円高の15765円、ドル建ては100円高の15770円で終えた。