銀右衛門文庫の経済動向

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12月25日

2013-12-25 | 経済動向
東京市場は堅調な展開が続きそうだ。今晩の海外主要市場がクリスマス休暇で休場となるため様子見となる可能性はあるが、薄商いながらも海外株高を受けて上昇バイアスは強い。米国で発表される経済指標の堅調さも売り圧力を和らげる要因だ。証券優遇税制が適用される最終日を迎えたが、年内資金化による売りの影響はこれまでのところほとんどないといえよう。むしろ、NISA(小額投資非課税制度)の株取引受け付け開始となる26日を前に、先回り買いなどが意識される公算が高い。

日経平均株価の予想レンジは15890円-16030円。

5日線の上昇を背景に堅調な展開が予想される。一方、上値は2000年4月高値を起点とした上値抵抗線(16000円前後)、12/6安値から12/9高値まで戻した幅に対するE計算値16000円が意識される可能性も高い。ただ、上回ることができれば、短期的な上値メドは12/3高値から12/6安値までの下げの倍返しで16475円前後まで広がる。

24日のNY株式相場は続伸。ダウ平均は前日比62.94ドル高の16357.55ドルと連日の最高値更新で終了した。11月耐久財受注が前月比3.5%増と市場予想の同2.0%増を上回る強い伸びとなったほか、輸送用機器を除くコア項目も同1.2%増と市場予想の同0.7%増と好調な結果となった。11月新築住宅販売件数も46万4000件と市場予想の44万件を上回った。市場はこうした結果を好感し、サンタクロースラリーが継続した。
 
NASDAQは前日比6.51ポイント高、S&P500は5.33ポイント高で終了。円建てのCME225先物は昨日の大証日中終値と比べ5円安の15895円、ドル建ては75円高の15975円で終えた。