銀右衛門文庫の経済動向

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8月9日

2013-08-09 | 経済動向
東京市場は反発した欧米株式市場を好感し、自律反発狙いの買いが先行しそうだ。午前と午後に発表される中国7月の経済統計などが材料視される公算が大きく、きのう同様に後場からの方向性が注目される。8月限のSQ算出日である。きのうまでの建て玉から推測される売り買いはほぼきっ抗しており、昨晩の海外市場の動向も鑑みても波乱はなさそうだ。

日経平均の予想レンジは13460円-13820円。きのうは上ヒゲの方が長い陰線となったが、RSI(9日)は前日37.8%→40.7%に上昇。ダイバージェンスが生じており、50%を越えられるかが注目される。一方、5日線(14111円)の下げが強くなるタイミングである。そのため上値は限定的となる公算が大きい反面、一目均衡表の抵抗帯下限値はきょうを境に変化する。SQ前後に生じやすい分岐点アノマリーがあり、目先の底打ちに期待したい局面である。週足の一目均衡表上では、横ばいの転換線(13684円)や基準線(13503円)処まで調整が進んだ。来週からの転換線上昇で反発に転じられるかが注目ポイント。基調に変化が生じやすいのは、8/9-12、22、26-30がある。

8日のNY株式市場は反発。ダウ平均は前日比27.65ドル高の15498.32ドルで終了した。堅調な7月の中国貿易統計の結果を好感し、一時86.45ドル高の15557.12ドルまで上昇した。マイナスになる場面もあったが、非鉄金属価格の上昇とともに素材セクターに買いが入り指数を下支えした。
 
NASDAQは前日比15.12ポイント高、S&P500は6.57ポイント高で終了。円建てのCME225先物は昨日の大証日中終値と比べ30円高の13650円、ドル建ては70円高の13690円で終えた。

トレーダーズウエブより