3月4日(水)
昨夜、小沢一郎代表の公設第一秘書が、
政治資金規正法違反の疑いで逮捕された。
今の政治状況を一変させる可能性のある、
衝撃的な逮捕である。
容疑の内容については、
すでに報道も多くされているので重複は避けるが、
西松建設からの迂回献金であると認識していたかがポイントだろう。
ただ、今日の夕刊各紙において例えば、
「献金『ダム受注目的』」(朝日)
「小沢氏側が献金請求」(読売)
といった見出しが躍っている。
こうした一連の報道に対して、
「政府与党の陰謀」だと反発するだけ済む話ではない。
国策捜査であることは明らかだが、
それを言っても何も始まらない。
「公設秘書の逮捕」という厳然たる事実がそこにあるからだ。
かつて、小沢代表が政治団体名義でマンションを所有していた問題で、
代表自らが記者会見をして、
領収書や契約書などを報道機関に公開して説明した。
その後、事務所費疑惑が指摘された自民党議員らも、
領収書を公開せざるえない流れをつくった経緯もある。
民主党所属議員として代表を信じたい。
しかし、それがために大切なこと、
すなわち国民の疑念を払拭することを忘れてはならない。
マスコミ報道によっていろいろなことが、
五月雨式に出てくるのが一番いけない。
代表の進退問題が言われるが、
まずは党をあげて事実関係を確認し、
真実を国民に説明することが先決である。