特定行政書士 徳能ブログNEO

特定行政書士とくさんのちょっと得するかもしれないお話  
シーズン2

商法で1問(2)

2010年07月27日 00時00分00秒 | 商法過去問

  一昨年,平成20年の行政書士試験の過去問から。

 「匿名組合」という,なんともマニアックな論点から丸々1問出題(しかも,組み合わせではなく正誤問題)。

 この問題の正答率は何%だったんでしょうかねぇ・・・

 今年も予想すらできないような地味な論点から,当たり前のように平然と出してくるでしょうね。

 今年の行政書士試験を受験される予定の方・・・

 こういうような想定外の問題にもなんとかくらいついて,4点ゲットしてもらいたいものです。

                「問題」

   匿名組合に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

 1 匿名組合員は、信用や労務を出資の目的とすることはできず、金銭その他の財産のみをその出資の目的とすることができる。

 2 匿名組合員による出資は、組合の財産を形成することはなく、営業者の財産に属する。

 3 匿名組合員は、営業者の行為について、第三者に対して権利および義務を有しないが、匿名組合員が自己の商号などを営業者の商号として使用することを許諾したときには、その使用以後に生じた債務について、営業者と連帯してこれを弁済する責任を負う。

 4 匿名組合員は、営業者の業務を執行し、または営業者を代表することができない。

 5 匿名組合契約が終了したときは、営業者は、匿名組合員に対してその出資の価額を返還しなければならず、出資が損失によって減少した場合には、営業者は、その減少額をてん補して匿名組合員に出資の価額を返還する義務を負う。

         (平成20年度 行政書士試験 問題40)

 


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