特定行政書士 徳能ブログNEO

特定行政書士とくさんのちょっと得するかもしれないお話  
シーズン2

民法で1問(89)

2011年03月15日 15時57分46秒 | 民法過去問

管理業務主任者試験の民法から,典型契約とその組み合わせに関する正誤問題。

 こういう問題は,冷静に考えれば比較的簡単に絞り込めますが,複雑に考えてしまいますと,勘違いを起こしやすいですね。

 結局最終的には,条文を正確に理解しているかどうか,の問題になりそうですが・・・

          「問題」

 次のアからエの各事項について、下記のAからDの契約から該当するものを選択した場合に、民法の規定によれば、最も適切な組合せはどれか。

 ア 区分所有者が、自己が区分所有する専有部分を担保に供して、金融機関から融資を受けること。

 イ 弁護士が、管理組合から共用部分の瑕疵に対する責任追及についての相談に応じること。

 ウ マンション管理業者が、管理組合から委託を受けて管理規約の原本等の図書を保管すること。

 エ 数人の区分所有者が、各自資金を拠出して自然保護のための啓蒙活動を行うことを約すること。

   A 寄託

   B 請負

   C 委任

   D 組合

  1 アとA

  2 イとB

  3 ウとC

  4 エとD

          (平成19年度 管業試験 問2)


行政書士試験記述式で1問(平成21年度問題45)

2011年03月15日 00時02分00秒 | 行政書士試験

   形式は至ってシンプルなものの,事例から「何がおきているのか」を正確に読み取ることができないと,まったく記述できなくなるおそれが高いという問題。 

 この問題に限りませんし,あるいは択一でも同じなのですが,こういうような事例式の場合はとにかく図をかいて,誰と誰がどんなこと(契約)をした結果,何がおきたのかという,プロセスを正確につかんでいかなければなりません。

 頭の中だけでなんとかしようとすると,パニックに陥ってしまいます。

 多少時間を使うことになったとしても,そういうことを面倒くさがらずにやる癖を,普段からつけておいた方が良いと思います。             

                  「問題」

 次の〔事例〕において、Xは、Yに対して、どのような権利について、どのような契約に基づき、どのような請求をすることができるか。40字程度で記述しなさい。

 〔事例〕

  A(会社)は、B(銀行)より消費貸借契約に基づき金銭を借り受け、その際に、X(信用保証協会)との間でBに対する信用保証委託契約を締結し、Xは、同契約に基づき、AのBに対する債務につき信用保証をした。Xは、それと同時に、Yとの間で、Aが信用保証委託契約に基づきXに対して負担する求償債務についてYが連帯保証する旨の連帯保証契約を締結した。AがBに対する上記借入債務の弁済を怠り、期限の利益を失ったので、Xは、Bに対して代弁弁済をした。