特別支援をカガクしたがるカワムラのブログ

応用行動分析学(ABA)、障害福祉、特別支援教育など、個人の考えとして書きます。ブログは極めて気楽な執筆態度です。

障害者支援は「うっとうしい」のか? 自立と支援と理解とイロイロ

2017年01月05日 | 障害児、障害者、特別支援教育

先日から全然カガクしていない障害理解関係の記事が続いていますが、今回はその続きです。

障害者への支援過多、
いわゆる「特別扱い」みたいなものについて、考えさせられる動画を見ました。
youtubeリンクをご覧ください。
バリバラ企画 「ココがズレてる健常者」


まず、「ちらちら見ないで」「ひそひそ噂話しないで」「なぜか物をくれる」この辺は本当に納得です。
特に「物をくれる」ってのは、一応慈善的な精神なんでしょうが、対等に見ていないんでしょうか。保護的な視点があまりにも進みすぎていますね。


ものすごく主観的な意見ですが、、、、(専門外の分野なので研究している方、教えて下さいね!)
健常者側だけでなくて、障害者側も過敏になってしまっているのかもしれませんね。


「自分でできるのに手伝わないで」という意見もありますが、周囲の人はどの程度自分でできるのか理解できないかもしれません。
むしろそこでありがたく受け入れることが、「自分でできない」人の生きやすさを作るかもしれません。


以前、私が怪我をして松葉杖をついていた時、エレベーターの「開」を押しといてくれた人や電車で席を譲ってくれた人など、助けてくれる人が数多くいました。
私は松葉杖でもダッシュできるし立っていられるけど、そこで「自分でできるからいい」と断ったとしたら、その親切な方々は今後、人を助けにくくなってしまうと思いました。
だから、ありがたく受け入れました(というのは後付けで、完全に善意に甘えさせてもらってましたww)。


もちろん、普段そう考え、周囲の空気も読みつつ、不本意ながら過剰な支援も受け入れているからこそ、この番組でぶっちゃけているのかもしれませんが。


障碍者の過敏性を作ったのも周囲の社会でしょう。だから、誰も非難できませんが。
この間、公園の鉄棒で懸垂してたら、犬の散歩している知らないおばちゃんが「がんばってね」ってアメをくれましたが、嫌な気持ちはしませんでした。でも、仮に、自分のやっている仕事を横取りされたらどうでしょう。多分私は激怒して、クレシンのネネちゃんママみたいにサンドバックに向きあうと思います。

乙武さんみたいにガチで何でもできるように練習しちゃう人もいれば、それが難しい人もいる。

支援過多について、
みなさん、どのように考えますか?

ーーー

みんなラボ(地域障害児教育研究会)のプロモーション動画を作りました!無料版なので広告が入っていたり、音が跳んでいたりすることは大目に見て下さい!内容を見て下さい!(笑)