日本で原発は無理だ 女川1号機、余震の揺れも想定以上

2011-04-26 10:29:00 | 報道
地震が多い日本で原発は無理だ

宮城県内で最大震度6強を記録した7日深夜の東日本大震災の余震で、東北電力女川原発(宮城県女川町、石巻市)の原子炉建屋で観測された揺れの大きさが、耐震設計で想定した基準地震動を上回ったことが分かった。経済産業省原子力安全・保安院は14日までに、観測データの分析結果や設備への影響などを報告するよう同社に求めた。

 東北電力は「施設は余裕を持って設計されている。ただちに安全性が問題になるとは考えていない」と説明している。
 同社によると、想定を超えたのは1号機の地下2階での観測データ。上下方向の最大加速度が476.3ガルを記録した。想定は451ガルだった。
 同じ場所での南北と東西の横方向の揺れは、いずれも想定内だったという。
 東北電力は「今回観測したのは保守用の地震計の数値で、速報的に保安院に提出した」と説明。想定が適正かどうかについては「1~3号機の建屋内計約50カ所に設置している他の地震計のデータなどの分析結果を見てみないと判断できない」と話した。
 経済産業省の西山英彦官房審議官(保安院担当)は「(想定は)基本的に超えてはいけないものだ。この程度なら心配ないと直感的に思うが、安全性を評価しないといけない」と述べた。
 女川原発は3月11日の本震でも、1~3号機の複数の箇所で想定を超える揺れを観測した。(河北新報 東北のニュース/女川1号機、余震の揺れも想定以上 保安院、分析指示)


コメントを投稿