橋下市長 公務員の絶対的身分保障をなくしたい

2011-12-25 16:15:59 | 政治
橋下 命をあやめるのが今のルール上難しいなら、公務員の絶対的身分保障をなくしたい

 石原 まったくですね。

 橋下 警察や消防、自衛隊は別としても、通常の公務員は役所で仕事をしているだけですから、絶対的身分保障を外したい。今回の職員基本条例案も処分や分限免職をもっと活用するというもの。楽で安定した仕事をしたいんなら民間へ、つらくて不安定でも公の仕事をしたいなら公務員に、という価値観にしなければならない。公務員の世界と大戦争になると思いますが。

 石原 クビの心配がない仕事なんて、滅多にない。アメリカも政権が変わるとワシントンの役人が半分ぐらい変わる。日本はほんとに安穏としている。

 橋下 市長就任と同時に89人の人事異動をかけました。更迭という言葉は使ってませんが、人事権の乱用だ、独裁だと言われました。しかし、組織を動かすために人事をいじるのは当たり前のこと。橋下に仕える気はない、と幹部がメディアに言っていたので仕える気がないなら辞めてくれと言ったら、辞めるのはゼロだった。これが公務員の世界だと思いました。


不連続性を目指す


 石原 大阪も役人の数が多すぎるでしょう。

 橋下 まだ多いですね。特に大阪市は。

 石原 東京は2万8千人削って、増やしたのは警察官と消防だけ。でもまだまだ多いね

 橋下 そうですか。

 石原 催し物とかに行くと、見知らぬ役人がぞろぞろ並んで頭下げる。ほかの仕事しろよ、と言うんだけど。まだ人が余っているな。でも、人減らしは組合がしっかりしていて、人脈もあったからできた。

 橋下 それがリーダーシップです。ただ、どうやって合理化のラインを決めればよいのかというのは悩ましい。府知事時代の会議で、扉の前に1人ずっといすに座っている人がいて、何かと思っていたら、隣の待機部屋から次の人を呼び込むために座っていたんです。その場でバカなことはやめさせました。

 石原 いや役人は時間の価値は分からないね。だから、引き延ばしたり、先送りしたりするけれど。

 橋下 会議が長くて、僕はこの会議の人件費コストはいくらなのか、出席した会議は金額換算してくれという話をしたんです。すると、その計算にまた時間をかける…。



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