おてんとうさんのつぶやき & 月の光の思案 + 入道雲の笑み

〔特定〕行政書士/知的財産管理技能士/国家試験塾講師等が生業の巷の一介の素浪人の日常

解体 の 費用(以前のものの要点再掲記事)

2019-05-13 | マンション〔修繕・修繕計画〕

 

管理組合建物の <解体> といえども いろいろな場面での それがある
区分所有法に登場する建替制度シーンに 限定的に登場するものである 
ということではないのだ
 
 
全員合意ばかりでなく その他 諸々の条件下で遂行される <解体>費用
のことは
規約の 
どこに 謳われているのか ?

 

 

(管理費等) 

第25条

   区分所有者は、敷地及び共用部分等の管理に要する経費に充てる ため、
   次の費用

  (以下「管理費等」という。)

   を管理組合に納入しなければならない。 

   一 管理費 

   二 修繕積立金

 (修繕積立金) 

第28条 

管理組合は、各区分所有者が納入する修繕積立金を積み立てるも のとし、積み立てた
修繕積立金は、次の各号に掲げる特別の管理に要する経費に充当する場合に限って取
り崩すことができる。

    一  一定年数の経過ごとに計画的に行う修繕

    二  不測の事故その他特別の事由により必要となる修繕 

    三  敷地及び共用部分等の変更 

    四  建物の建替え及びマンション敷地売却(以下「建替え等」という。) に係
                  る合意形
成に必要となる事項の調査 

    五  その他敷地及び共用部分等の管理に関し、区分所有者全体の利益のために特

                  別に必要となる管理

 

 

以前にも 記したことがあるのですが

修繕積立金> という呼称について の考察ですが・・・

 マンション管理士になった当初から 疑問に思っていたこと

『 建物というもの どのような運命を辿ろうとも その時々の最新の工法による維持管理
を徹底していたとしても いずれは 解体 という場面がくることだろう

なにゆえ その費用のことの手当てについては 表立った考察を進めないのだろう(あまり
議論にならない・・・というか せずに済ます傾向があるのだろう)

 

予算立てにしても 名称がまずは〔修繕積立金〕 (別名を許さないわけではないが)

しかし すくなくとも修繕に限らぬ広汎な意味で

特別な場合の手当・引当金として積立が必要なお金と

解る呼称が より 相応しいはず なのだ・・・が 』

 

“ 修繕のための積立金なのだから 修繕が一段落して もはや修繕無用とか修繕不要 な

んぞという場面になると 積立金は そのときの組合員に配分 なんということもあり得る

ですか ? ”

そんなふうな質問を受けたことさえあった

 

 

一介のマンション管理士としては この名称のことを大々的に議論したことはないが 

なんとなく

気になることなので 折にふれて 提案するのも イイカナー などと最近とみに考えている

 

候補としては 上記の標準管理規約(単棟型) 28条1項五号の文言を参考にするとだが

・特別管理費     特別管理金

・特別積立費     特別積立金

・特別管理積立費  特別管理積立金

とかなんとか

 

 

一般管理費以外のものを総称して 〔修繕積立金〕と呼び括るよりは マンション管理運営
には サマザマなことがあって

修繕 ということも モチロン大事だが・・・

たしかに 解体に必要なお金も要ることもある だろう(一時金徴収など さぞかし 

タイヘンだろう)  

と 少々 ピリッとせざるを得ず ? 

管理運営関心率・参加率 向上のためにも益があるのでは ?

 

もっとも

購入のときに <解体費用関係費>という類の説明などあると 構成員になることに

ブレーキがかかりそうで?

という懸念はあるかも ですが・・・

28条の三・五号あたりに マブシナガラ なんとなく 解体費用あたりのことも想定

させるべく類推解釈っつぽく ?

含ませているのかも ? ということかもしれませんが・・・

むしろ <解体>に要する費用だと判る文言があってもいいのでは と マンションの
あるべき締めくくりなどが話題になることも増えた昨今
特に 思える ( とにもかくにも 解体により 管理組合は解消 という理解がされることと
なりましょうが すくなくとも解体のことの決定は 管理組合が行うことですから )

※ 以前にも述べさせていただきましたが 建物消滅=管理組合消滅  という理論自体に 
       一介の素浪人は おおいなる個人的疑問を持っています 

ということで 
単に 解体 といっても各々の場面がありますが とにもかくにも そうした費用を想定内と
しておくことにも 管理構成員の意識付けの面では意義がある (まったくの無関心層には刺
激になる ことでしょう) ことだと理解されるのですが・・・

修繕積立金 という呼称に関しての思いも綴りました)

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