○チベットの伝統食 クルチャ(チーズを挟み焼き上げた、もちもちナン):市販
○スパイシィ生ソーセージと塩玉葱のハーブ煮
○ビーツ缶とキャベツで皆のボルシチ
○赤ワイン
日本のロシア料理店で食すボルシチは、牛すね肉の塊、人参、じゃが芋、玉葱がごろっとして、赤いスープ。ちょい酸っぱいけど美味しい、ご馳走です。
東欧からロシアまで、グーラッシとボルシチは、それぞれの家庭と街に拡がる、皆のスープです(ニッコリ)。
物流が途絶えた冬の時期にも、経済制裁で厳しかった時代にも、キャベツとビーツだけのボルシチはあったんだ、と聞いて、そして食して、私は日本の味噌汁を思いだしました。
■皆のボルシチ(貧者のスープと呼ぶのではなく!)
[材料の目安]3~4人分
牛薄切り肉 50g
キャベツ 半玉
玉葱 1個
じゃが芋 2個
ビーツ缶詰 1個
水煮トマト:ビーツ缶詰の半量
バター、ビーフ・ストック、ローリエ、塩、胡椒、パセリ、ジンジャーパウダー、粗挽きガーリック
あれば、サワークリーム
[作る]
1)キャベツは3cm四方に、玉葱は薄切り3cm長に、牛も玉葱と揃えて刻む。じゃが芋は面を出す薄切りに。水煮トマトは細かく刻む。
2)厚手の鍋で、バターに粗挽きガーリック、牛肉、キャベツ、玉葱を炒める。
3)ビーフストック、トマト、ビーツ(缶汁ごと)、ローリエ、塩ひとつまみを、加えて煮る。あくをひいてから、火を弱火にし、ことこと煮る。
4)ローリエを除き、味見して、塩、胡椒で調える。器によそい、ジンジャーパウダー、パセリをふる。
(サワークリームは、キャベツと少量の肉に対しては重いと、私は思います、ニッコリ)
じゃが芋やビーツを煮崩して、とろみにする…。
俯瞰した食卓です。赤ワインに似合う食卓とは、表書き…。
この夜は、戦下の暮らしに想いをはせて、献立しました。
皆のボルシチは、ソ連と東欧、ロシアと中東を踏まえて。
生ソーセージと塩玉葱は、ドイツでのサッカー選手へのテロを踏まえて。
クルチャは、チベットと中国を踏まえて。
皆、赤ワインにあうのです。それぞれに幸せに食して、乾杯できるはず。
現実はちがって…。
人間の憎しみに育つテロや国家の思惑で起きる戦いのために、それができない。
でも、振り回されながらも、人は生きてきたけれど。化学兵器、生物兵器、核兵器の前に、人は無力です。
そんな時代に、そんな世界に、なってはいけない。自国だけ栄えればいいと、いってはいけない!
そう、心に秘めて、この献立をしました。
赤ワインで乾杯しましょ。皆の世界を守れるように。
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料理の多国籍軍ですね。
これは自炊ならではの魅力的な献立だと思います。
ボルシチ…これは昔から食べたいと思ってる料理のひとつなんです。
でもこちらではロシア料理店ってなかなかないので、食べる機会が全くありません。
どんな味なのか非常に気になります。
ロシア料理の本を借りてチャレンジしよと思ったこともありますが、実現しておりません。
未知な料理なのでまずはお店で食べて本物の味を味合わなければ自炊で作っても成功か失敗かの判断すら出来ませんからね。
まだまだ未知なる料理はいっぱいあります。
モチベーションを上げて自炊に取り組みたいと思っております(笑)
ああ、言われること、わかります。
実食して気に入ってから、作るのが、楽しいですよね。
ちょっと前ですが、大阪で美味しいシチューのお店に案内してもらったことがあります。
ランチ時しかやらないという紹介でした。
本町(?淀屋橋?)のゴールドというお店で、ランチはボルシチとバターライスというシンプルさでしたが、とても美味しいボルシチでした。
年配の女性が切り盛りされているお店でした。
さすらいさんが近くを通られたら、お試しいただけると幸いです。あの味は、昭和を通り抜けてきた日本のボルシチの味だと思います。
おお~!そうなんですか。
大阪にもそんなお店があったとは!
最近はめっきり外食の機会が少なくなりましたので、お店の情報にも疎くなってしまいました。
ゴールド!
覚えておきます。
そして機会があれば潜入してみますね。
情報ありがとうございます。
おお、早いコメント返し、ありがとうございました。
美味しいお店で、にぎわっていたので、今もあるといいなぁと期待しています。
何かのおついでがあれば、お試しください。
さすらいさんが、気に入るお味だといいなぁ。
酸味もあるので、それが少し心配です。(ニッコリ)