過労死予備群の「食から笑顔になる生活」

夜討ち朝駆けで仕事する日々。忙しくとも自分なりの手間をかけて、美味しく笑顔になる生活を志します。

2021年・元旦に:年頭の祈り

2021-01-02 15:15:00 | 日いづる国の伝統食



■令和三年 元旦
一年の福を願って、賑やかに調えます。

例年ですと、合羽橋で好みの器を算段して、盛り付けを考えるものですが…。COVID 19故に馴染みの器屋さんが消えた街に、私は出向けませんでした。
そこで、好きで集めてきた、骨董道具と豆皿を動員して、新しい御膳造りを試みました。(ニッコリ)

写真の下側、主客の左手側から、寄ります。



○雲丹に和布、スモークサーモンに千枚漬け (会津塗り、十二季の野山を見立て古木に梅花)
○子持ち昆布、紅白なます、チョロギ (九谷焼、鯰)

 

○蛸の桜煮、八幡巻 (鼈甲八寸に、松と瓢箪)
○小箱盛り込み



○お江戸の武家雑煮
○からすみ
○かずのこ、海老の炒り煮、黄金こぼれ(胡瓜、いくら、和布)



■吹寄せとして(会津塗り、月、湖沼、丹頂の舞)
筍、海老芋、大黒しめじ、高野豆腐、手綱蒟蒻、梅人参、百合根甘炊き、
堀川牛蒡の射込み鶏、鮑
紅白蒲鉾、伊達巻、江戸の寿司屋の玉子焼き

幸せが集ってくれるよう、願いを込めます。
今回初めて、豆皿仕立てにしてみて、その難しさに唸りました(笑)。物語と味の塩梅の組み立ては、なかなかに難題でした。
ただし、手にとって、主膳に寄せられるので、食べ易いと好評でした(笑)。

さぁ、雑煮椀の蓋をとります。



鰹節一番出汁、かしわ、小松菜、なると、結び三つ葉に炙り餅、吸口は柚子、です。

最後に、小箱の中身を。



黒豆、栗きんとん、栗甘露煮にからすみ大根、をお楽しみとしました。

御酒は、獺祭の元旦届けを。
今年は、霧が晴れる年となるよう、念じる朝でした。


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コメント (2)
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