ブラックファイブ

あのDr.ブラックジャックの半分以下なので、ファイブとします。命燃え尽きるまで、経験と知識からブログをやろう。

不調を言ってくれない

2014-11-05 22:17:08 | Weblog
 今日も朝から空気は冷えてきて、冬期到来の入り口確定。
 予約外来で午前中はまずまずだったが、午後の部の後半の方、先月よりもかなり状態が悪化してるのに、本人さんは聞かないと言わない。
 「どう、調子は?」と聞くと、「変わりません」と答えられる。
 「それじゃあ、検査値も同程度だから、今の処方を続けて下さい。」で終わってしまうところ、いつもよりも検査項目を一つだけ増やし、別方面からチェックを入れると、数字が悪い。
 指先から酸素飽和度を測ろうとすると、表示が出ない。
 指が冷たいと表示されにくいことも、まま、あるのでこんな時は指を変える。
 酸素飽和度は十分だったが、脈がやや少なめに感じで、血圧を測ると、血圧はそこそこなのに、脈拍数が少なく、いわゆる“徐脈”と考えられた。
 身体が要求した時に、必要な血液を送ることができないと、ひどい場合苦しくなり、これが、不調の主因と考えられた。
 もっと聞くと、半年位前から、ずっと軽度の不調が続いており、今日聞かなかったら分からなかった。
 それだけ言いにくかったのか、言いたくなかったのかは聞けない。
 その半年前に言ってくれてたら、少しは不調の進行を遅く出来たかもしれない。
 本人も少しずつの悪化は感じていたはずなのに、悪くなるのも当然かなとも冷めて思っていた様にも見えた。
 もっと言いやすい雰囲気を作る必要があったかもで、診療に追われる姿勢をみせてしまい、時間に追われて忙しそうに見え、これ位ならと言わなかったのかもしれない。

※ 米国中間選挙、政府 vs議会となって、微妙。
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