ブラックファイブ

あのDr.ブラックジャックの半分以下なので、ファイブとします。命燃え尽きるまで、経験と知識からブログをやろう。

夢の中まで“鎖骨下静脈穿刺”

2011-10-06 21:51:54 | Weblog
 昨夜の何時の時か、夢の中にその日の“ミステーク”鎖骨下静脈穿刺の映像、患者さんの側にいる自分と研修医。そこまで心層に残されていたことが浮かび上がった。
 「明日あと1回、穿刺させて下さい。」と言ったその後のイメージが夢の中。
 夢にまで押されたら後へは引けない。
 午後の開始前、研修医に「今日は絶対入れるの気持ちでやる。」と言う、実際にやるのは研修医だが。
 事前の位置決めで、まず自分が「私のイメージではこの方向。」と皮膚上を示す。
 次いで研修医がエコーで迷いながら静脈を探し、マジックで印をつける。その次に、私がエコーで再々確認、鎖骨下静脈はしっかりと存在する。
 開始、研修医の刺入位置はやや遠そうに見えたが、ここで口を出すと迷わせると黙認。
 確かに遠く、麻酔針の根元近くまで入れて、漸く静脈に当たる。
 結構遠く、麻酔針よりカテーテル針は少し短く、その分をグイッと押し込まないと届かない。
 研修医は最後の一押しをためらって届かない。
 もう一度確認の為に、麻酔針を挿入して貰うが、既に針の中の血液固まり、針交換。
 この再穿刺確認を数回繰り返し、漸くカテーテル挿入が出来て、“トラウマ”から脱却できた。
 後で聞くと、研修医も昨日はその後悶々時間があったという。まあそれが真っ当。

 新患外来、患者数はそれほどでは無かったが一人入院。この方は研修医と一緒に診ることにした。

 夕刊、アップルのS・ジョブズ氏、仕事(Jobs)は終わりになった。

※ 「Stay hungry, stay foolish.」、後半だけの人は山ほど。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする