病理解剖

　夕刻、ある方が亡くなりました。
　若いのに“病理解剖承諾依頼”の話をさせたところ、ポイントを押さえることなく、余りに単純で一蹴されていました。
　マズイっと、登場。何がマズイかってのは、キチンと話さないこと、誠意を感じさせないこと、その気を感じさせないこと等です。
　決めは「お亡くなりになったご本人にも、御家族にも今となっては何の役にも立ちませんが、それでも、こんな事の積重ねで医療は少しずつ進歩し、お役に立たせていただいているのです。・・・・・」
　これで、病理解剖承諾して頂きました。
　そのために帰宅は９時半。
　勿論、解剖の間中はずっと解剖に付き合っていたのです。

　若いのは何か感じてくれたかな。
　今日の外来は新卒の研修医とやった。かなりの緊張を感じたけどネ。
　これで、もう２３時半、今日はおしまいになってしまった。