ブラックファイブ

あのDr.ブラックジャックの半分以下なので、ファイブとします。命燃え尽きるまで、経験と知識からブログをやろう。

待ち時間-2

2005-03-07 21:17:51 | Weblog
今日はしっかり待たせてしまった。
 9時開始、10時頃までは順調、でももう10人以上は貯まってきた。
 その時、急患の連絡(救急車できた患者の意識レベルがおかしいという、早めにという)・・・これは本当に早めにと感じる。
 今、診てる一人を済ませ救急室に行って、先任医師から報告を受け、患者を診に行く。導尿(尿道から膀胱まで管を入れて、常に尿が出るようにする)の最中で少し待つが、聞いているとこの間の患者との応答がおかしい。患者が事の理解が出来て無さそう。
 そして、患者に対して話す。
   「頭、痛いですか」  → うなづくのみ
   「楽になりましたか」 → うなづくのみ
 これなら誰が聞いても分かるよね、変だって事が。
 応答がまともでないのは頭の問題ですね。そこで腰椎穿刺(腰骨の隙間から針をい刺し込んで脊髄液を採って調べる)。
 家族の方に途中経過を話す・・・・・・これらで約40分を要す。
 外来に戻ると、いらつきと不快の視線を浴びる。
 その後もこの方について、2度中座した・・・総計、約60分以上遅れた。
 患者さんはスタッフには苦情を言っても、医師には言わないのです。
 初診最後の方を診たのは14時半を過ぎていました(当院の受付最後は11時ですから、短くても3時間半待ち、まあ、11時ぎりぎりということは少ないので4時間待ちかな)。 

レストランや商店では、3時間もじっと待つなんてことはあり得ませんね。
 この待ち時間の無駄を少なくする方法は色々あるでしょう。
 患者さんに“ポケベル”を持たせたり、予約をしたり。でも、ポケベルで何となく、ずっと半拘束の状態よりは、大まかな予約でそれまで自由にしてもらった方が良いと考えますけど。
 私から書くのも何だけど、もっと、声高にクレームを言うべきだろう。
 そうすれば、より良い方法が出てくる可能性がありそう。

 さっきの方は即日入院し、研修医が受持(勿論、上級医も付く)となった。また、報告しよう。

コメント
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