Indoor airplane world
 



 手元でインドア・プレーンの動作確認をしたり、部屋の中でインドア・プレーンを飛ばしたりできる室内用超小型2チャンネル赤外線送信機の完成品ITX2MINIとキットITX2MINIKITを開発しました。

 赤外線出力を抑えることで低消費電力化し、1セル小容量リチウム・ポリマ電池の使用を可能にしました。1セルで動作するのでインドア・プレーン用の電池や充電器がそのまま使えます。

 送信機は電源ON時のスティック位置を検出して、ラダーのリバースと変調周波数の切り替えができるようにしました。

 スロットルがローポジション以外の位置で電源スイッチをONした場合は、一度ロー・ポジションにするまで赤外線は出力されません。

 キット(ITX2MINIKIT)はとても小さな面実装パーツを多用しているため、はんだ付けに自信のある上級者向きです。少しでもはんだ付けに不安のある人は完成品(ITX2MINI)を求めてください。

 なお、キットにはジョイスティックが含まれていません。そのまま取り付ける場合はJS-FかJS-Mを使ってください。ジョイスティックのスプリング圧を弱くしたり開口部を□穴にするなど、電子工作を楽しみながらカスタマイズして仕上げてください。

 完成品は1セルのリチウム・ポリマ電池をつなぐだけですぐに使うことができます。電子工作の苦手な入門者やすでにインドア・プレーンを楽しんでいる人たちにもお勧めの送信機です。

■組み立て



ITX2MINI基板の表と裏


基板裏の部品配置図


まず基板裏側の部品をはんだ付けする



 面実装パーツをすべてはんだ付けします。PICマイコンの向きとDCDCコンバータICの向きを間違えないようにしてください。



赤いLEDがバッテリモニタ、緑のLEDが出力確認用


赤外発光ダイオード2個を極性に注意してセット


 LEDと赤外発光ダイオードは極性を間違えないようにホルダーにセットして、赤外発光ダイオードはそれぞれの足を90度曲げます。

 ジョイスティックをはんだ付けしてから赤外発光ダイオードとLEDをはんだ付けします。ジョイスティックの四隅の足は内側に曲げるだけではんだ付けしなくても大丈夫です。







 最後に電源スイッチと電源コネクタをはんだ付けして組み立て完了です。好みのケースに収める場合はスイッチや電源コネクタを別に取り付けるなど工夫してください。

 ケース内に電池を収める場合はFR90Cがぴったりです。

■動作確認
 もう一度はんだ付けや部品の取り付け方向などを確認してください。間違いなければ電池をつないで、ジョイスティックのスロットルをロー・ポジションにして電源スイッチをONします。

 出力確認LED(緑)が点灯すれば正常に動作しています。バッテリモニタLED(赤)は電源ON時に一瞬だけ点灯します。

■調整




 スロットル・ロー・ポジション調整は受信機を動作状態にしてスティックを一番下にしたときにモータが完全に止まる位置にセットします。

 ラダー・ニュートラル調整はラダースティックが中央にあるとき、ラダー・アクチュエータがニュートラルになる位置にセットします。

■リバースモードのセット
 従来は送信機のスティック操作にあわせてアクチュエータを受信機に接続する必要がありましたが、今回の送信機はリバースモード機能を備えているので、動作方向を意識しないで受信機に接続することができます。

 万一ラダーの動作方向がスティックの動作と逆だった場合は、一度送信機の電源をOFFし、スティックを左に倒した状態で電源スイッチをONします。その後スティックをスロットル・ロー・ポジションにすればリバース・モードに設定され、スティックとラダーが同じ方向に動作するようになります。電源をOFFするとリバース・モードは解除されます。

 リバースに設定したときにラダーのニュートラルがずれる場合は、送信機のラダートリムを調整しなおしてください。 

■変調周波数の切り替え
 変調周波数は38KHzと56.9KHzが使われます。56.9KHzの変調周波数に切り替える場合は、送信機のスティックをスロットル・ハイの位置にして電源スイッチをONし、その後スロットル・ローの位置にします。電源スイッチをOFFすると56.9KHzの変調周波数は解除されます。スロットル・ハイポジション以外で電源スイッチをONすると38KHzの変調周波数になります。

■通達距離
 夜間屋外でのテストでは約40メートルの通達距離を確認していますが、インドアプレーンでは搭載した受信機の受光素子がいろいろな方向を向くため、実用通達距離は短くなります。会議室等ある程度の広いスペースで使用する場合は事前にチェックしてください。

■連続使用可能時間
 消費電流約60mA、消費電力約20mWと省電力設計ですから、70mAhあるいは90mAhのリチウムポリマ電池で連続1時間から1時間半程度の使用が可能です。消費電流が少ないのでさらに小容量の電池も使用可能です。





 電池電圧が3Vまで低下すると、バッテリモニタLEDが赤く点灯して知らせてくれます。バッテリモニタLEDが点灯したら速やかに電源をOFFして電池を充電してください。

■ケースに収める
 この送信機はプラスチック・ケース W35mmxH20mmxD50mm HW-1551GBに組み込めるように設計してあります。その場合はFR70またはFR90Cのリチウムポリマ電池ケース内に収まります。ケースに組み込むためには穴あけ加工が必要です。





 上の図を実寸でプリントアウトして穴あけに使ってください。送信機は電源スイッチの穴とLEDの穴で位置が決まり、ジョイスティックの上面がケース内面に当る位置で固定されます。

 ジョイスティックの穴は5mm程度のドリルで穴を開けたあとテーパーリーマで15mmほどに広げるのが簡単です。

 赤外発光ダイオード部分はカッターナイフとヤスリで仕上げます。下の画像は試作送信機をケースに収めたもので、出力確認LEDの位置が異なりますが、このような感じの仕上がりになります。









 画像では使い終わったポールペンの芯を20mmの長さにカットしてドライヤーなどで暖めてから挿し込んでコントロール・スティックとして使っています。 

コメント ( 5 ) | Trackback ( 0 )


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コメント
 
 
 
待ってました (としちゃん)
2007-11-15 16:11:35
早速遊ばしてもらいます。
ところで16個一組のデカLEDの販売予定はありますか?
 
 
 
早速ありがとうございます (toko)
2007-11-15 17:08:47
デカLEDは既存の送信機にも使うことができるかいろいろテスト中です。
高出力送信機と一緒のリリースを考えています。
 
 
 
それでは (としちゃん)
2007-11-15 22:15:41
こちらもいろいろ使い道を想像しながら楽しみに待ちます。
 
 
 
ようやく完成 (たかはし)
2008-01-04 15:52:56
tokoさんあけましておめでとうございます。本年もよろしくお願い申し上げます。
さて、昨年購入してあったITX2MINIKITを、年末年始の時間を利用してようやく組み上げました。ケースへの組み込みはまだですが、動作テストの結果は良好です。コンパクトで自宅リビングでの飛行テストに良さそうなので、活用させていただきます。
ところでこの製作記事を見ていて気づいたのですが、上から4番目の基板に部品をはんだ付けしてある様子を写している写真で、「2.2Ω」とすべきキャプションが誤って「0.2Ω」となっているようです。すでにお気づきかも知れませんがいちおうお知らせまで。
 
 
 
まちがい訂正 (toko)
2008-01-04 16:24:15
高橋さん、間違いを指摘していただきあり罵倒ございます。
早速訂正しました。

今年もよろしくお願いします。
 
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