日々の教育実践

子どもたちの笑顔のために、教師修行は果てしなく

広告

※このエリアは、60日間投稿が無い場合に表示されます。記事を投稿すると、表示されなくなります。

1日目

2008-08-08 10:35:06 | 体育

 【SAMURAI指導 1日目】 2/5(火) 5校時(体育) 6年1組27名 
                       6校時(体育) 6年2組26名

 1.初めの語り
中学生の映像を再度見せる。「男子も女子も一生懸命踊っているでしょ。かっこいいね。」「君たちはあと1か月半で卒業です。先生はこれまで君たちにたくさんのことを教えてきました。君たちとの時間は残りわずかですが、先生は、あとこの侍と卒業式が立派にできれば、それで十分だと思っています。」「一生懸命がんばりましょう。」
 
 2.先頭集団を作る 
チーム侍(先頭集団)を前に並ばせ、後ろに初めての子を並ばせる。列ごと班を作る。 全部で7班。班(列)が決まったところで上履きを脱がせ裸足で集合させる。
 
 3.四股立ちのポーズ 
    「大切なポーズを練習します。四股立ちです。」
  「先生の真似をしなさい。」「残念、残念、残念、合格、残念、残念、合格・・・。」
一気に一人ひとり評定していく。足の開きが狭く腰が高い子は、全て「残念」(不合格)とした。
  「四股立ちは、足を大きく開いて腰を深く落とした姿勢が一番美しいです。」
  「気をつけ!腰骨を立てて!すっと立ちなさい。」
  「ああ、とっても美しい。」
  「立ち姿がきれいな人は踊りも上手に踊れます。」
  「つま先を外に開いて、逆ハの字にします。」
  「そのまま足を開いて、まずは肩幅まで。」
  「肩幅の二つ分。」
  「ひざをまげておしりを落とします。」
  「両手を広げます。このようにしなさい。」
  「胸を平らに。背骨を伸ばします。」
  「そのまま30秒我慢します。」
  ちょっと速めにカウントする。
  「全員、合格!」
  「SAMURAIでは、この四股立ちを取り入れた動きが何度も出てきます。今のよ   うに、足がしっかり開いて腰が深く落ちた姿勢をいつも心がけましょう。」 

 4.曲の説明
「この曲は6拍子でできています。1,2,3,4,5,6というリズムでできています。」(映像を見せながら)「1,2,3,4,5,6」「1,2,3,4,5,6」(1と3と4を強調して)「1と4にアクセントがあります。」

  5.前奏 
(映像を見せながら)「最初の形。いつも肩幅の2倍くらいにします。つま先は外。」
「マル、マル、マル・・・」「とってもいいですよ。」

 6.1番 
「この踊りはテーマが侍ですから、自分がお侍さん、宮本武蔵になったつもりでやります。とっても大事なことです。」「刀を抜いて、かかげて、侍らしく気合いを入れているところなんだよ。」
振り付けに意味を語りながら、前奏からカモメのポーズまで細分化して指導する。映像を見せながら「このお兄さんと同じように踊ってみよう」と指示したり、先頭集団の見本演技を取り入れたりしながら指導した。難しい場面は、私の口伴奏も入れ、ゆっくりていねいに踊る場面を作った。

 7.漁師の合図
「真横からぐーっと真上まで上げたら、後ろに引きます。引くときにグーとグーを合わせます。そこからバァッと前に出します。」
「さあ、今から漁に出かけるぞという気持ちをバァッと前に出すことを意味しています。」
イメージ語を用いながら一つ一つの踊りの意味をわからせていく。

 8.刀を抜くポーズ
「侍が刀を抜いているところです。」「右足前。ここに刀があるんです。(腰に手を置いて)抜いた!戻して上げた!両手を上からぐるっと回して時計の3時!握った瞬間前を向いて踏ん張る!!」
口伴奏でリズムをとりながら何回か練習する。「いいよ。侍らしくなってきた。」褒め言葉を忘れない。

  9.網引き
「これは網引きです。漁師ですから 漁師の網をぶん投げて、海の中からこっちに引っ張り出してくることを表しています。」
「ふんばったところから、バンと左足が音が出るようにドンと出して、遠くの海へ投げ込んで、それをこっちへ引っ張る。もう一回投げる。だーん。ひっぱる。そういう意味です。」
「投げるときは、両手で水泳のバタフライをするような気持ちで、バンと力強く投げます。」
「最初は両方で、次は片手で 気づいた人?」

  10.チョイの意味
「釣り上げた魚をとったことを確かめています。」
「網を投げた後に、海の神様に俺に恵みをくれと祈っているポーズです。」
「海の神様に魚がいっぱい取れるように祈ります。」「空を見ているだろう。空に向かって祈ります。」
前の踊りの最後のポーズから練習する。
「かまえて ふんばって もっとひろげてごらん 君たちもっとカッコよく出来るから」

 11.海に向かっての祈り
「遠くへ向かって祈ります。」「もう一回海に向かって祈りを捧げているという意味です。」「手のひらは上にします。」

 12.歩く
「海の水面を指さしながら、魚はどこにいるんだと探しているんです。」

 13.大の字
「魚を見つけた!今からとるぞ!」
「大漁を願い、今から一生懸命とるぞということがわかるように体で大きく表わしましょう。」

 14.カモメのポーズ
「海に祈りをささげた後に、さらに深い祈りを捧げます。」
「頭を下げて、お願いします。」「たくさん魚が取れることをお願いしているのです。」

 15.ここまでを通して
「ため 右足 引く 上 まわして にぎる ふんばる 左足からドン 引く 祈り 魚を探して 最初から (いいな~) さらに祈る 上 逆足 (よくできました)」
上記のように映像に振り付けのポイントを入れながら踊る。

 16.バツ 払う 払う
「手を顔の前でバツ 左右に払います。両手をクロスして上。」
(さっき踊った最後の姿勢から教える。)「右足を出して!バツ!払う!払う!」

 17.払うの意味
「ふすまをパァーンと開けるように、おもいきり払います。」

 18.間奏2
「体の脇にあった網をまたつかんで、投げた!すぐに逆方向にひっくり返る。」
「別の網をつかんで 違う手で持ち上げる。」
前半で一番難しい部分なので、イメージ語(「そろえて 出して もらう 投げる ふんばる」)を用いながら丁寧に練習する。その後、動きの説明をしながら班ごとにやらせてみる。
「バツ はらう はらう 上 左をつかんで なげる 逆 持ち上げます 123456 そろえて だして もらう 横 ふんばる」
「形がみんな最初と全然違う とってもいい」

 1日目の指導を振り返って
(1)間奏2の「そろえて 出して もらう 投げる ふんばる」の指導の時、パソコントラブルが発生。一瞬の空白だったが、一人の班長が友だちに教え始めた。すかさず、「班ごと練習。班長さんが教えて。」パソコンを調整しながら様子を見ていると、自分から聞きにいく子がいたり、班長が全員をまとめて初めから教えていたり、非常に感心させられた。うれしかった。
 
(2)全員を集合させて語る。「先生はダンスチームを教えているのではありません。運動や踊りが苦手な人もいるでしょう。でも、友だち同士で助け合ったり教え合ったりできるのが、YOSAKOIソーランのすばらしいところだと思っています。みんなには、自分だけじゃなくてみんなのことも考えられるようになってほしいと思っています。今の班ごとの練習は非常にすばらしいです。きっと踊りも上達します。」子どもたちの生き生きとした目が印象的だった。
 
(3)間奏2の場面で、班ごとに何度かやらせたが、個別評定・集団評定は取り入れなかった。とにかく今は踊りを覚えるステージということを自分に言い聞かせながら、細かいところはあまり注意しないようにした。しかし、足の開きだけは徐々に狭くなっていくので「その幅でいいのか。」という声かけだけは何度もした。
 
(4)がんばっている子や上手な子をできるだけたくさん褒めた。「うまい」「すごい」「腰が低くてかっこいい」「天才」「オッケー」「よし」「すばらしい」「さっきよりカッコ良くなってきた」「ふんばりがきいてきた」褒め続けることで自信を持たせていくことを意識した。
 
(5)映像に頼り切ってしまい、鏡で正確に踊れないのが致命的だった。何度か左右を間違えてしまい、その度にリズムが悪くなってしまった。
 
(6)終了後、運動が苦手な女の子(友だちとのコミュニケーションがほとんどとれない子)が、笑顔で「先生、時間があるときチーム侍に入っていいですか?今日の放課後練習しますか?」と聞きに来た。非常に嬉しかった。ソーランの教材としてのすごさを感じた。
 
(7)グレーゾーンの子どもたちや外国籍の子どもたちも最後までよく頑張った。途中で逃げ出さず、友だちが教えてくれる通りに練習できた。本人の成長も感じたし、周りの子の優しさも感じた。給食の時や放課後、自分でポーズを嬉しそうにやっていた。「ソーランどう?」ってきくと「楽しい」と笑顔で答えてくれた。この子達のためにも全力でやってやろうと強く心に決めた。

この記事についてブログを書く
« よさこいソーラン「SAMU... | トップ | Ⅲ 「SAMURAI」漁師踊... »

体育」カテゴリの最新記事