すでに400兆円を超えるという指摘もある社内留保。
共産党や鳩山首相などが指摘していた頃は、まるで間違いであるかのように言われていた社内留保への批判。
しかし、ROE(株主資本利益率)とROA(総資本利益率)など資産の運用効率を判断することがメインになりつつある現在、
この莫大なムダである社内留保が、当然ですが、ターゲットになってきています。
資本の利用効率では、日本の企業は欧米の企業より劣っていて、改善の余地が大きく、世界経済の例外的?な存在。
このまま無駄な資産をそのままに、効率を少しでも上げようとすると、人件費を抑制することになり、
あるいは必要経費の抑制や設備の老朽化という事態を招き、これらはすべて、そこで働く人間への負担増になります。
これが根本的なブラック企業の原因でもあり、98年以来の自殺者増の理由でもあるもの…。
日本企業の内部留保が過去最高。むしろ重要なのは資産の有効活用
ROE(株主資本利益率)とROA(総資本利益率)というもともとは投資の世界の分析ツールが
経済の実態を明らかにする武器になりつつあります。
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