ときぶーの時間

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自分の運命

2015-04-30 06:36:17 | 日記
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NO785
みなさん、お久しぶりです。
なかなか更新出来ずですいません。
気が付けば昨日からGW突入で、長い休みを取られる方は4月25日の土曜から12連休だとか?
恥ずかしながら僕は、日時と曜日の感覚を無くしていました。

明後日には僕も福島に向かう予定。
用事が済んだら松ちゃんの所に行くつもりです。


柵から出て生えて来た草を食べ歩く子牛を、また追いかけてみようと思う。
松ちゃんには今週行くと約束したのだけれど、予定がずれてしまった。
忙しい松ちゃんにまた悪いことしてしまった。

4月は松ちゃんの映画は上映されるし本は出るわで、上映会の初日に顔を出した松ちゃんも何かと忙しかったと思う。


4月18日新宿Ksシネマであいさつする松ちゃん。
隣の女性が中村真夕監督です。

僕は今、NPOがんばる福島の会計報告などを終えほっとしている。

いわきに避難している友人が一昨日、地元新聞のニュースをメールしてくれた。
双葉郡最南端の広野町にイオンが27年8月出店の記事だった。

たしか今年の4月オープンだと去年新聞に載ったはず。
それはともかく良い事だと思う。

原発被災地・双葉郡では店という店がコンビニのような店しかなかったのだから、大手のスーパーが出店するのは大歓迎。

今、双葉郡最北端の浪江町の人、帰還困難区域の双葉・大熊町の人、富岡町、楢葉町の人達が少しでもふるさとに近い所に住みたいという事で、双葉郡の中では放射能汚染が一番低い広野町に人気が集中している。

震災前は浪江町と富岡町が大きな町として存在していたのだが、今後は確実に変わってしまうだろう。

双葉郡第二位の人口だった富岡町の帰還を望む住民の割合が12%弱。
これから減ることはあっても増えることは無いと思う。

松ちゃんが震災から少し経って「地図から町が消えるかもしんねぇぞ!」って言った事がある。
あの頃は除染の方向性も示されず、何もかも全く先の見えない闇の中にいる状態だった。

あれから数年が経ったが除染しても住民がふるさとに帰らないのだから、地図から消えなくても町は消えたと同じ。

ふるさとを愛するがゆえにあの頃の松ちゃんの胸中は複雑な思いだったと思う。
松ちゃんは前に進む姿だけを見せ、この4年数か月闘い生きて来た。
彼の強さと大きさを痛感した事が何度もある。


先々週の第二牧場で生え始めた草を食む牛たちの写真。

この写真の牛たちがここに来たのも牛たちの運命、そして原発事故の生き証人(牛たち)を助ける羽目になったのも自分の運命と割り切る松ちゃん。
そんな松ちゃんが動物たちに信頼されるのが良く分かる。
彼はただものではなかった。

音のない町で究極の孤独に勝ち、元強制避難区域で動物たちと共に生きてきたごっつい男の物語。
中村真夕監督作品 
ナオトひとりっきり 


あと2日間、5月1日まで新宿Ksシネマで午前10時より上映です。

みなさん、是非ご覧になって下さい。
どうぞ宜しくお願いいたします。

























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一人、また一人。

2015-04-27 12:22:50 | 日記
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NO784
今回ネパールで起きた地震はM7.9と言われているが、ネパールだけでなく隣の国インドや中国でも被害が出ていると報道された。

屋外に避難しているたくさん人たちに食料や水はもちろん、簡易トイレや風呂などを支援してあげてほしい。
東日本大震災の経験を積んだ自衛隊の派遣は、集団的自衛権などでなくこういう時に派遣すべきで、日本も早く救援に駆けつけてほしいと思う。

話は変わりますが土曜、日曜と2日間出掛け、原発構内で働いていた友人から色々と話しを聞くことが出来た。
今日は原発関係の話です。


除染によって鳥やリスがいなくなった松ちゃんちの下の牧場近くの林。

汚染水漏れを度々起こしている東電だが、原発構内では汚染水を貯めてきた急造タンクがダメになるため、新しいタンクを作っては古くなったタンクを解体する作業があるようです。

しかし、このタンクの解体作業は高線量の被曝を伴い、この仕事をすると年間被曝線量100ミリシーベルトを超えてしまうため、5年間は原発構内に戻れないらしい。

実は友人もその仕事に就いたため被曝し、原発構内での仕事が出来なくなっていた。
一人、また一人と友人が被曝し離脱して行く。


原発事故のおかげで広大な田んぼは仮置き場にされ進められているふるさとの除染。
中央の鉄塔みたいなものが東京電力第二原発の排気塔。

防護服を着ながら作業しても、原発構内では高線量の放射能を防げない。

友人は解体作業を「誰かがやらなきゃならない仕事」と短く言った。
もったいない話だ。
友人のような技術者がまた一人現場から去っていった。

地元に生れ、地元を愛し、原発事故直後から原発復旧に携わっていた友人。
5年後、彼は原発構内に戻って来るだろうか?と、ふと思った。

被曝すると知りながらその危険な仕事をし、福島のために働いてくれた友人に、僕は心の中でありがとうと言った。
そして友人を始め、福島第一原発のため自分の身を犠牲にして働いてくれる人たちに、素直に感謝した。
ありがとうと申し訳ないが交錯する気持ちになった。

事故から4年経った今でも福島では被爆者が出ているのに、再稼働って福島は日本ではないのか?
同じ日本人なら日本人の苦しみを無視しないでくれと言いたい。


自分もこんな町の姿を見るとは夢にも思わなかった。

友人は「汚染水の仕事は延々と続き仕事がなくならないよ」と言ったが、僕が「そんなに次から次に被曝してしまっては作業員がいなくなるのでは」と聞いたら、黙ってしまい答えが返って来なかった。

友人は最後に「アルプスはだめだったな」と言った。
T社が汚染水対策に五百億円以上も使ったと言われるアルプスの作動停止のニュースは、何度も報道されてきた通り、彼に言わせるとアルプスの評判は役立たずだった。


原発反対を全世界に訴える富岡町の松ちゃんがモモコに近寄りコミュニケーションを取る姿です。
松ちゃんは去年のドイツ・フランス・スイスに続き、今年はイタリアで反原発講演をします。
彼こそ反原発を語っていい男だと僕は思っている。
僕はこれからも松ちゃんと共に、原発に反対していきます。

山も川も大地も壊し、海や空を汚し、そこに生きる動物や植物に被曝の苦痛を与え、何十年も苦しめる放射能汚染は福島だけでたくさんだ。

またいつか大きな地震が来ると予想されている日本に原発はいらない。
原発がなくても日本はちゃんとやっているではないですか。
原発を無くすために、みなさんの力を借りたいです。
本当にそう思います。
この日本で二度と原発事故が起きないようにするため・・・。












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一番怖いもの

2015-04-25 05:57:10 | 日記
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NO783
みなさん、おはようございます。
全国のみなさん、応援して下さり本当にありがとうございます。
被災地で活動する松ちゃんも、このことにはいつも感謝しております。

昨年のドイツ・フランス・イタリアに続き、今年のイタリア講演も、いつも影ながら福島を応援してくれている友人のおかげです。

こうして振り返ってみると、いつも松ちゃんの事を心配してくれる人、応援してくれる人がいてくれたから、ここまで来れたと思っています。
松ちゃんを応援して下さる全国の皆様に、改めて厚く御礼申し上げます。


たらふく食べて水を飲みに川へ下りてきたポニーのヤマ君です。
みなさんからニンジンなどの大好物を支援してもらって食べてるのに、分かってないだろうなぁ~ヤマは。
感謝してればあの食い意地はないか・・・所詮、人間じゃないからなぁ。

今年も松ちゃんは忙しく動き回っている。
忙しいのが好きみたいで、ホントあの体力にはいつも脱帽です。

今、ふるさと富岡町は除染まっしぐら!
これで完璧な除染ならみんなも町に戻って来るのに・・・・。


昨日と同じ富岡町の放射能汚染物袋の写真。
除染しても元に戻らない悔しさから今日も使ってしまった。

以前、書きましたが郷土愛の塊の松ちゃんは、原発事故以来、常に町の変化を見続けて来た。
彼も最初は除染されて町がきれいになり、住民が帰って来ると思っていた。

住民が帰れない町と分かった時の松ちゃんは、どうだったのだろうかと今、思う。

僕も松ちゃんと同じく震災直後、除染すれば町はきれいになり、みんなが帰還することを夢見ていた人間だから、その時のショックと言うか脱力感って言ったら、半端でなかった。

町を見続ける男・松ちゃんにも思う事はあったと思う。


牧場から出て来て松ちゃんの家の前まで来て草を食べる子牛。
あんた(子牛)、人間より幸せかも知れない。

今、松ちゃんに対してふと思う。

ある座談会で松ちゃんは「世の中で一番怖いものは何ですか?」との問いに「金が一番怖い」と言った。
松ちゃん曰く「金は人間を変える、欲が強すぎると争いが起こる」と。

金は飯が食える分だけあればいいべ~。
家は雨風凌げればいいべ~ってな感じです。

どんな時も作業服の出で立ちで登場する。
海外講演の時も、記者会見の時も、一流ホテルの宿泊する時も、彼にとってのスーツは新調した作業服だ。
そこには変な美意識などない。
それが自然な姿だから、最初に会った人はびっくりするかも?
これが松ちゃんです。


帰還困難区域の牧場で、牛の大好物の配合飼料を与える松ちゃん。

そんな松ちゃんの被災地での闘いは続く。
彼の家族、犬と猫とダチョウと牛とイノブタとポニーと共に。
全国の皆さん、これからも富岡町の松ちゃんの応援をよろしくお願いいたします。



























































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変わり者。

2015-04-24 08:36:53 | 日記
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NO782
昨日、数か月ぶりに友人と会った。
なかなか時間を作れずやっと会えたのだが、279kmも放れた松ちゃんに会いに行けるのに、わずか5~6km先の友人に会えない。
それだけ去年と状況が違う。


モモコの柵のまわりにも草がたくさん生えて来た。
先週の富岡は初夏を思わせるような気温だった。

昨日は松ちゃんの映画の話や、しろさびの写真集の話やらで盛り上がったが、友人も今年の秋のイベントに合わせ松ちゃんの応援を企画中。
被災地でたった一人で始めた松ちゃんの活動を、全国のみなさんに知ってもらえるようになった。

これは本当にありがたいことだと思う。


柵から出て生えて来た草を食べる子牛。

松ちゃんは今まで国内メディアから黙殺されて来た。
政府もTV局や新聞など報道機関に圧力を掛け、自分たちに不都合な事は報道させないで来た。

彼の存在や彼の活動が取り上げられることは、原発を再稼働したい政府には目障りな存在だったのは事実。
だけど彼はそんなこと気にもせず、黙々と自分のするべきことを実行してきた。


松ちゃんには、目の前で苦しんでいる動物を助けることは当たり前だったのだが、強制避難区域に指定した町で、犬や猫、殺処分の牛などを保護する彼の存在は、臭いものに蓋をしたい人たちが騒いだ。

そんな彼の事を「キネマ旬報」に佐藤結さんが書いて下さった映画評がとても嬉しかった。
中村真夕監督のFBより転載。

「『自分の家に住み続け、死にそうな生きものたちの命を守ること』”しか”していない松村直登さんが、特別な人、あるいは異端な人に見えてしまっていること自体が、私たちが今も”異常事態”の中に暮らしているということを証明している」だ。

これはストレートに嬉しかった。
松ちゃんは、どれだけ非難されようと構わないというスタンスできたが、この頃、彼は自分の事を「みんなから見れば変わり者」と卑下する。

いくつもの町を放射能まみれにした東電や国策で原発を推進してきた国は、住民からふるさとを奪い、家も仕事も何もかも失しなわせ、今でもさ迷い続けるたくさんの被災者を作り、被災地に残されたペットや家畜、鶏舎の鶏を入れるとどれだけの動物を見殺しにしただろうか。
非難されるは東電や国だ。


町には放射能汚染物の入った大量のフレコンバックが積み上げられている。
これを見てみなさんはどう思いますか?

僕に言わせれば、利益のためなら国民の安全などどうでもいい政治家や官僚、原発をこれでも再稼働させようとしている人たちこそが変わり者だ。

今でも事故を起した原発構内で、人身事故や汚染水トラブルなど不祥事が起き、収束のめどが立っていないのに何が再稼働だろうか?

佐藤結さんの評は佐藤さん自身確かな目の持ち主であるとともに、今の日本人の姿を教えてくれた。
「私たちが今も”異常事態”の中に暮らしているということを証明している」には感激した。

松ちゃんは率直に「俺は別に大それたことなどやってねぇよ」と言う。
だけど原発事故によって「想像もしなかった人生になった」とも言った。

全国の皆さん、原発事故が起きた町の姿、その町で動物と暮らす男の生き様をどうか見て下さい。



中村真夕監督の映画ナオトひとりっきり 新宿Ksシネマ朝10時より 5月1日まで上映中です。
宜しくお願いいたします。



















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いらないもの。

2015-04-23 06:56:20 | 日記
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NO781
先週、友人から浪江町の情報をもらった。
新宿の映画の上映やら色々と行くところが多く書くのが遅くなったが、友人の浪江町津島の写メは、やるせなさを感じさせるものだった。


アイポットの画像なので鮮明でないのはご勘弁下さい。
浪江町津島の地上の線量が16.08μシーベルト。
年間140ミリシーベルト。

空間線量はどのくらいか分からないが、小さな子供が砂遊び、土いじりして遊んだら危険極まりない数字だ。

考えたらやるせなさを通り越して怒りしかない。


帰還困難区域の牧場で、みなさんから支援して頂いたチモシーを与える松ちゃん。

「除染は税金の無駄遣い!」と、何度除染してもすぐ元に戻る数値に反対していた松ちゃんも、今は以前と違って富岡町の除染そのものには反対していない。

そりゃぁ完璧ではないが、少しは線量が下がる。
それを喜ぶ住民がいるのを彼は知っている。
そんな住民の事も考えてか?松ちゃんは強く反対しなくなった。

その代わりではないけれど、本当の除染ではないのに除染という言葉を使っていることに彼は文句を付けるようになった。
「除染の意味知ってっか?」と必ず環境省や除染の協力依頼をして来た業者さんに詰め寄る彼だ。

松ちゃんの前では「はい、分かりました」と除染と言わない約束をするが、他では除染と言う言葉を使う人たち。


夕方の常磐高速道路富岡インター前の道路。

除染は放射能を全て取り除くことの意味で、今の除染は除染ではない。
だから「除染って言葉使うんでねぇ!」が彼の意見なのだ。
これは間違っていないと僕は思う。

松ちゃんは真剣にふるさとの未来を想像し町をきれいにしたいと、JAXAの博士と除染に関する活動してきた。


松ちゃんとシロさびの散歩道まで出て来て草を食べている子牛。

あれから4年経った今、原発再稼働が現実味を帯びてきたが、福島原発事故が住民から奪って行ったものは、あまりにも大きすぎる。

人の事より自分の利益を追求する人。
人が困っていても知らんふりする人。
他人の事などどうでもいい人が多い。

政治家も電力会社のお偉いさんも経済産業省などの官僚も、同じ目に遭ってみればいい。

事故を起した原発では、汚染水がいまだに漏れ続け、投入する機器の不具合が起こり続けている。
原発事故の収束なんてとんでもない話。

またいつか、きっと大きな地震が必ず起こるだろう。
人間の英知など大自然の力の前では無力に近い。

司法が高浜では再稼働を止めたが、川内では差し止め却下。
真逆の判断が出ているが、福島原発被災者として言いたい。
事故を起したら取り返しのつかない原発を今、止めるべき。
日本に原発はいらない。
























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除染のせい。

2015-04-21 07:55:23 | 日記
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NO780
昨日の強い雨で松ちゃんの牧場に一本だけ花を咲かせていた桜も散っただろう。
今年はふるさと唯一の名物夜ノ森桜を見るには見たが、少しだけ早く行ったので満開の桜を見ることが出来なかった。


そんな僕に松ちゃんの牧場の桜が少し遅く咲いてくれて、僕を慰めてくれた。

去年の暮れから日本野鳥の会と被災地富岡の野鳥の生態を知らべる松ちゃんだが、野鳥の会のリーダーさんと熱く語っていた鳥がいない原因は、除染のせいだという結論に至った。

ナオトひとりぼっちの映画の中の牧場の映像では、確かにたくさん鳥のさえずりが収録されている。
この収録は本格的除染の始まる前の収録だから、間違いなく除染のせいなんだ。


笑顔で戻って来た松ちゃん。
松ちゃんも最初は何らかの原因として放射能の影響を上げていたが、先週「鳥は放射能って分かってねぇべ~、除染で隠れるとこ無くなっちまったからいなくなったんだぁ」と。


林という林は、どこもこの状態。
上に道路があるのだけれど、以前は上の道路まで光が届かなかった。

人間の目にはきれいに見えるけど、鳥やリスなどの小動物には隠れることが出来ない大嫌いな林の姿なのです。
だから町の動物たちの生態系は完全に壊れたと思う。


ある場所では樹齢30~50年の木々が除染で倒木されこの姿。
止まり木になる木や巣を作る木があちこちで姿を消している。
これじゃぁ、鳥やリスだっていなくなる。

今、故郷はフレコンバックに入れられた放射能汚染物の袋が山積みにされ、あちこちで黒いピラミッドを見る。
町の様相はがらりと変わった。
これを見たら帰りたくなくなる人もいるだろう。


楢葉町より線量が高く、楢葉町の何倍もの量が出る富岡町の汚染物。
見慣れてしまっているがその量が半端じゃない。

放射線量の高い帰還困難区域の国道を開通させたり、高速道路を開通させたりして復興をアピールする国だが、除染を請け負った建設土木業関係者のための開通だと思う。
子供連れのファミリーの事を考えたら危険極まりない開通では?


田んぼや畑のわきに勢ぞろいする放射能汚染物の入ったフレコンバック。
松ちゃんはいつも「あれは除染じゃぁねぇ!」と静かに怒る。


変わらないのは松ちゃんと松ちゃんの牧場だけだ。
人の住めない富岡に今日も牛たちの世話をする松ちゃんがいる。
松ちゃんは原発事故直後からたった一人で残された動物たちの保護を始め4年が経ったが、今も変わらず闘っている。

そんな彼の姿を見て、町の姿は日に日に変わって行くが、それが復興だと思わない。
住民が帰還しない復興を復興と言わないでほしい。

最後に今日も、中村真夕監督のナオトひとりっきりを紹介させて頂きます。

4月18日~5月1日まで朝10時より新宿Ksシネマで上映中です。

お時間のある方、被災地の事を知りたい方、動物が好きな方、どんな方でもOKです。
是非、被災地の姿と放射能に汚染された町に残り、動物を助ける男の物語をご覧になって下さい。
宜しくお願いいたします。














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動物たちと共に。

2015-04-20 09:05:55 | 日記
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NO779
映画の上映会のトークゲストのお勤めを果たし被災地へ戻った松ちゃん。
映画ナオトひとりっきりをたくさんの人たちに見てもらいたいと思う。



原発事故に遭ったふるさと富岡町の事と、ここに一人残った男の物語を多くの人に知ってもらいたい。


放射線量が高い帰還困難区域に指定された牧場に、こうして毎日牛たちに餌を与える松ちゃん。

映画の中で松ちゃんが牛を保護していることに「ホントはこんな事、国がやらなきゃなんねぇだ」と言っていたが、本当にそうだよなぁと僕も思っている。

原発に関しては全ておかしなことをしている国だ。
国民の6割以上が原発に反対しているのに強引に再稼働を押し進めている。

この映画は、原発事故が地域住民から何を奪っていったのかが分かる映画です。
まだご覧になられていない方は是非見て下さい。
宜しくお願いいたします。


15日に出迎えてくれたシロ。
保健所行きの殺処分から、松ちゃんに命を救ってもらったシロとさび。
今では本にもなりアイドル猫になった。


太田カメラマンの出版本「しろさびとまっちゃん」
友人が送ってくれた写真。
しろさびとまっちゃんを見ている黒猫がバッチグー!
さびは家の中で松ちゃんを待っていたお客様に愛想を振りまいていた。

そういえばこの前の事だが、松ちゃんに4時間も待たされた結末を書いてなかったですよね。
日本野鳥の会のリーダーさんと山に調査しに行った時のこと。


調査に行く前にモモコに餌を与えて出掛けた松ちゃん。

「鳥がいねぇんだ!」と言っていた松ちゃんだったけど、山から帰って来た時にリーダーさんは「2つの巣箱で抱卵がありました」と結果を教えてくれた。

続いて「これから少しづつ巣箱に入ってくれると思います」と満面の笑みを見せてくれた。
松ちゃんも半分は入るぞって言ってしまった事に責任を感じていたから、これで少しほっとしたかも知れない。
野鳥の調査をするのに野鳥が入ってくれなければ調査にならないし本当に良かったです。
この日の午後2時すぎ、やっと昼飯?にありついた松ちゃんだった。


松ちゃんを待つ間、相手してくれたダチョウのモモコ。
この日松ちゃんのお父さんが「食うぞ~こいつは、米なら3升食っちまう。それでも足らない」と大飯食らいを嘆かれるモモコです。(笑)

この日待ちくたびれた僕は、松ちゃんのお父さんとダチョウのモモコの柵の前で井戸端会議ならぬ日向ぼっこをしていた。

そこへ珍しいお客様が。


柵を出て草を自由に食べ回っている子牛たちだ。
松ちゃんのお父さんが「いつも来てるぞ。ナオトの車を探しにここにやって来るだぁ」と。

お父さん曰く、子牛たちは松ちゃんの車を見かけたら追いかけついて行くらしい。
以前、有名な獣医師の神部先生が牛と松ちゃんを見て「牛たちは松村さんを信頼していますね」と言った言葉を思い出した。


牧場から坂を上り次々とやって来た。
青々とした草を食べている子牛。

だけど石松に吠えられびっくりして坂を駆け下り、柵まで一目散に走り逃げて行っってしまった。
僕は石松に「ダメじゃないか。草ぐらい食べさせてやれよ」と叱った。


最後の写真は叱られ小屋に入りいじける石松君です。

松ちゃんは「もう町は元に戻らねぇ」と呟いたが、これからも町を愛し見続けるだろう。
残された動物たちと共に。

中村監督の名タイトルのパクリではないが、いつもの住人はダチョウ、牛、猫、犬、イノブタ、ポニー、そしてニンゲン一匹!の生活に戻った松ちゃんの闘いは続く。
どうかみなさん、これからも被災地で生きる松ちゃんと残された動物たちの応援を、どうぞ宜しくお願いいたします。




















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只今上映中!

2015-04-19 06:15:10 | 日記
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NO778
昨日、映画ナオトひとりっきりの上映会場へ向かうため新宿駅東南口を出て階段を下りて行った時に、目の前に見慣れた作業着姿の松ちゃんがいた。

それから僕は松ちゃんと一緒にKSシネマに向かったのだが、KSシネマには5分ぐらいで着いた。
待っていたのは、この日駆けつけて下さった松ちゃんのファンの方々のお出迎え。


松ちゃんのこの照れ笑い、被災地富岡では見れない笑顔です。


2連発ですが、松ちゃんのこの大爆笑!これも本人的には嬉しかった事と思います。

僕が避難している横浜からのお客様も、同じ富岡町民の方も、仙台から駆けつけて下さった方もいて、ブログで紹介出来なくてすみませんが、ご来場いただき本当にありがとうございました。
みなさまに感謝いたします。


中村真夕監督が会場から松ちゃんを迎えに降りて来たのだが、二人は写真撮影のリクエストを受け、上映時間ぎりぎりまでこんな感じでした。

さて、話を変えるが昨日の映画は良かった。
しろさびとまつちゃんの本を出されたカメラマンの太田さんも褒めていた。

僕は3度目の試写だったけど、見慣れたふるさとの景色がスクリーンから溢れだす光景はとても嬉しかった。
何度見てもいいもんだ。

この映画は僕たちの故郷の姿と松ちゃんの生き様をしっかりと映してくれています。

これから全国各地で上映されると思いますが、原発事故の被害を受けた僕たちのふるさとの姿を見て下さい。
全国の皆さん、その時はどうぞよろしくお願いします。


上映前に中村監督の挨拶の後、松ちゃんの事を紹介されて自己紹介する松ちゃんの姿です。

中村真夕監督には、松ちゃんの生き様を映画にしてくれたこと、そしてふるさと富岡町の姿を映像にしてくれたことを感謝したい。

昨日の松ちゃんは上映会が終わり会場からお帰りになるお客様をお送りし、握手を求められれば握手をし、写真撮影を求められれば撮影をし、終わった~と思ったら次の取材でどこかの喫茶店に記者さんと消えて行った。
一緒にどこかで飯でもと思っていたから、ちょっと残念だった。


撮影を求められてお客様と写真撮影する松ちゃんでした。

昨日の取材は2件は受けていたと思う。
こっちへ出て来ても、相変わらず忙しい男だった。
時間は分からないが松ちゃんは、腹を空かせた仲間のいる故郷へ帰って行った。

僕は山本宗輔カメラマンとも会えたし色々な方と会えた。
これも松ちゃんのおかげ。
僕にとってはいい一日でした。

今日は大場久美子さんがトークゲストです。


雨が降る中、松ちゃんの牧場で餌やりの手伝いをして下さった大場久美子さんです。

是非、お時間のある方は映画を見て下さい。
宜しくお願いいたします。

それでは今日はこの辺で失礼します。


























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今日から上映です。

2015-04-18 07:22:05 | 日記
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NO777
今日は新宿KSシネマで、映画ナオトひとりっきりの上映会があり、主人公の松ちゃんが富岡から駆けつけトークイベントに参加してくれる。
KSシネマで今日から朝10時より5月1日まで上映されます。


このパンフレットを中村監督から頂いた時、思わず笑ってしまった。
住人はダチョウ、牛、猫、犬、イノブタ、ポニー、そしてニンゲン一匹!これ、本当に笑えました。
ニンゲン一匹!の表現がやたら面白く僕の笑いのツボに入りました。

僕も今日、向かいます。
みなさん、是非ご覧になって下さい。
宜しくお願いいたします。

明日のトークイベントには女優の大場久美子さんが参加します。
こちらも宜しくお願いします。


松ちゃんの牧場へ応援に駆けつけてくれ、餌やりを手伝って下さった大場久美子さん。
この日はみんなで牧草を刈って牧場の牛に与えたのですが、大場さんも汗だくになりながらお手伝いしてくれました。

松ちゃんの友人たちも集まるだろうし、ふるさと富岡町からも駆けつけてくれる方もいて結構わくわくしてます。


KSシネマのアクセスマップです。

今日の出来事は明日またご報告させて頂きます。
それではみなさん、今日はこの辺で失礼します。


















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子牛たちの楽園。

2015-04-16 22:10:52 | 日記
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NO776
昨日、4時間も松ちゃんたちを待っていた僕だが、松ちゃんちの子牛がやらかしてくれたから退屈しなかった。

牧場に降りたら、第一の牧場に大きな牛が3頭しかいない。

隣の第二牧場にみんないるだろうと行って見たら、子牛が一頭もいなかった。
いつものことながら焦りました。


第二の牧場では大きな牛たちが新たに生えて来た草をむさぼっていた。

落ち着いて考え直し、また柵を抜け出し若草を食べに行ったのだろうと思いましたが、いないとさすがに心配です。

牧場の奥まで行き柵の外のある林の中に黒い影を発見!
イノブタにしては大きなイノブタ?

イノブタは夜になると今でも牧場に出て来ると聞いていたので、危ないからさすがに注意しましたよ。
ビビりながら近づいたら、、、松ちゃんちで一番おとなしい可愛い子牛だった。


松ちゃんに「大きくなっても150kgにしかならねぇべな」といわれた小さな子牛。
牧場に居ては大きな牛に食べさせてもらえないから、今の時期、子牛たちは徒党を組んで柵の外へ。

この子を見つけた時、完全に安心しました。
子牛たちは群れで行動しているので、一頭いれば近くにみんないるのです。

僕は牧場の柵の外にある小さな林?の奥へ足を運んだ。


いたいた。
だけどこれで終わりではなかった。

ぐるっと回って反対側から子牛を探しに、林の中に入って行きついに全部の子牛を見れた。


写真中央の小さな黒い塊は別の子牛の背中。
一頭いれば、そのうちみんな出て来て一緒になります。

子牛たちは僕が持っていたニンジンに見向きもしなかった。
「草の方がいいよ、今食べてる最中だから邪魔しないでよ」と言わんばかりでした。

冬の間は草がないから「何か頂戴!」って、僕に近づいて来てたのか?
君たち、やってくれるじゃん。

新しく新芽を付けた背の低い樹木の中をかき分けて入り、強引に進めば枝が顔にはね返って当たった。


柵の近くまで追い込んだけど、言う事聞かずまた逃げて行った子牛。
一杯草を食べたいのに追いかけまわして邪魔をしてしまった。

柵の外に出られ大きな牛たちに苛められず、邪魔されず草をお腹いっぱい食べられる今の時期、今の時間、柵の外は子牛たちにとって楽園なのだ。

松ちゃんの猫のシロさびにも触りまくって嫌がられる僕だが、子牛たちにも野暮な事をした僕だった。















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置いてけぼり。

2015-04-15 22:26:11 | 日記
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NO775
みなさん、今日、富岡の松ちゃんのとこ行って来ました。
このところ、スケジュール調整しないで行動すると、迷惑をかけてしまう人がたくさん出てしまうので、めちゃくちゃ大変です。汗っ

今日、朝早く出て直行したのに、着いたら先客がいて何処の誰か?と思ったら日本野鳥の会のリーダーさんだった。


松ちゃんがパジャマだから、リーダーは早く着いたのかも?

リーダーは、松ちゃんと被災地の野鳥に関する話をしていて、聞いていて楽しかった。
これが僕の率直な感想。
二人は鳥が異常なほど少なくなった原因を話していた。


だけど2時間も熱く語っていた二人は僕を置いて調査に。
置いてけぼりになった。
松ちゃんは「一緒に来るか」って言ってくれたのだが、僕は何故か一緒に行くことを断ってしまった。

その後、二人は4時間帰って来なかった。(汗っ)
ほんとに待ちくたびれた。

その間、僕は牧場に下り牛たちやヤマと無邪気に遊ばせてもらったのだが、これは正直楽しかった。(笑)
みなさんから頂いたニンジンを抱えて牧場の中に入り、ヤマや牛たちに与えて時間を潰させてもらった。


牧場の中に生え始めた草を食むヤマ。
お腹と背中の色が変わっていて、衣替えで冬の衣装を脱ぎ始めたヤマだった。


他の牛も松ちゃんちの第二牧場へ。
僕が声を掛けても無視!
わき目も振らず生え始めた若草を食んでいた。

今日、全国の各地で降雹のニュースが流れていたが、今日の富岡は春本番の天気で暖かくとても穏やかだった。

僕は今まで線量計など持たず行動していたが、友人の紹介で正確で使いやすい線量計を手にすることが出来、松ちゃんの第二牧場の線量を測ってみた。

帰還困難区域の線量と比較は出来ないが、本当に低い数値でほっとしました。


これが松ちゃんちの第二の牧場の線量です。
オーバーな計算する(色々な算出方法があるため)と、これで年間5.7ミリシーベルト。
僕の家の最高数値の約5分の一なので、体の大きな牛にはかなり低い数値だと思います。

高浜原発再稼働を司法が止めたと嬉しいニュースが前日に流れたが、福島は放射能という重い十字架を背負って生きている。

期待するも司法が国を黙らせることが本当に出来るのだろうか?
再稼働したくている金の亡者どもに負けず、司法の鉄拳を食らわせてほしいと思う。
だけど最終的に原発問題は国民の問題だ。

事故を起した福島第一原発の復旧に最新鋭のロボットを投入している。
松ちゃんのお父さんに言わせれば「あの場所はロボットも壊れて動かなくなる場所」なのだ。

松ちゃんのお父さんは、事故を起こした原発の核納容器付近は高熱で、ロボットの部品などが解けて壊れると思っている。
あながち、あり得ないことではないと僕は思う。

この福島原発事故は、人の力で廃炉など出来ない状況をマスコミはもっと報道するべきだと思う。
放射能は人間の力では太刀打ちの出来ない代物なのです。

全世界の科学者たちが口を揃えて言っているではないですか。
地震災害など人間は予知できません。
いい加減頭を冷やすべき時。

大災害はいつ起こるか全く分かりません。
どうかみなさん、この日本で二度と原発事故を起させないために、これからも原発再稼働反対に協力して下さい。

日本のために、子供たちのために、原発立地町村と、その近隣の市町村に生きるすべての人のために、この事故で死んで行ったたくさんの動物たちのために。

どうぞ宜しくお願いいたします。






























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9か国って?

2015-04-12 08:08:56 | 日記
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NO774
今、松ちゃんにイタリアへ行ってもらう準備が着々と進んでいる。
今回は8か国の通訳さんが付くフォーラムになると聞いてびっくりした。


煙草を吸ってトラックから下りた松ちゃんをカメラが勝手に撮った。

それぞれの国の方は、それぞれに松ちゃんに聞きたい事があると思う。
そんな訳で友人が一昨日、僕に電話をくれた。

先に日本で松ちゃんに取材形式で収録したものを作ろうと。
一つ一つ友人の進め方に僕は納得した。
何をするにも準備って大事ですね。
友人に感謝した僕だった。


体の大きな牛はお腹いっぱいに食べ反芻体勢に入り、子牛たちはここでゆっくり食べる。

今回は日本語の通訳を入れると9か国?

日本語の通訳って何?って言われるかも知れませんが、松ちゃんの東北訛りを日本人が標準語に変えないと外国人の通訳さんは正しく訳せないとの事で日本人通訳です。(笑)
松ちゃんにこの話をしたら、本人も笑っていた。


僕は松ちゃんがいない間、牧場で餌・水やりするつもりだったが、松ちゃんは「大丈夫だから心配ない」と言ってくれた。

1ヶ月でなく約1週間の渡航なので、大丈夫と言う事だと思うが僕は手伝いに行く。
今週半ばごろに松ちゃんに会いに行こうと思っている。


笑顔で牛たちを見る松ちゃんです。
この頃松ちゃんは、柵に腰を付けるようになった。
これ、僕もやらせてもらうけどとても楽なんです。

18日には映画の上映会で松ちゃんと会う約束をしていたが、その前にやることがあって行って来ます。
今日は今からその資料作りに入ります。

それではみなさん、今日はこの辺で失礼します。
またお会いしましょう。








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満開の夜ノ森桜。

2015-04-10 21:52:22 | 日記
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NO773
昨日、友人が富岡町で咲き誇る夜ノ森桜の写メを送ってくれた。
富岡町唯一の名所でもある。
東北の各地で桜が咲き始めている。
今はただ、それだけで嬉しい。

松ちゃんと富岡に向かった4日の日は、一枝に4輪、5輪の花を咲かせていただけだったが今、満開!


これが満開の夜ノ森の桜。
きれいでしょう?2.5km続く桜のトンネルです。
震災前にはライトアップされて、夜桜はもっときれいだった。
見に行きたかったなぁ~。
放射能なんて気にせず、たくさんの人が訪れたと書いてあった。

桜は大好きな花なので、個人的にも桜を見ると嬉しい気持ちになる。
9日、10日と行くはずだったのに・・・予定が狂ってほんとにがっくしです。

厳しい寒さの冬を越したみんながこの時を、待ちに待っていたんだ。
今年もみんなにそれぞれの春がやって来た。


この桜は樹齢何年なのかな?立派な桜の木です。

写メを送ってくれた友人は、家族と共に広野町に移住すると近況を知らせてくれた。
とても嬉しい知らせだった。

原発事故で仕事も家も、当たり前の普通の暮らしも何もかも失ったのだ。
残ったものは家族だけ。

何が幸せって、みなさんも家族や大好きな人と一緒にいられることではないでしょうか?

それは旦那さんだったりかみさんだったり、親だったり子供だったり、恋人だったり友達だったり、愛犬だったり愛猫だったり色々だと思うけど、大事な人と一緒に暮らせるのが一番です。


地元福島のTV番組のニュースで夜ノ森の桜が放送された写メも送ってくれた。

友人も4年目で答えらしい答えを出した。
いや、やっと答えを出せたが正しい表現かも知れない。
苦節4年、友人にも色々な事があったと思う。
本当にそれぞれの春なのだ。

友人の住所は変わってしまうけど、双葉郡には変わりはない。
ふるさとの近くに住みたいから広野町なのだと思う。
これはこれで本当に嬉しかったし良かった。

4年目の夜ノ森桜に思う事多しです。

みなさん、今日は富岡町の夜ノ森桜と友人の事を書かせて頂きました。
今日もお付き合い下さいまして本当にありがとうございました。





































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傲慢な生き物

2015-04-09 09:31:55 | 日記
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NO772
昨日は寒かったですね。
昨日、いわきの友人が「いわきで雪が降った」と知らせてくれた。

友人曰く、「今年は年明けから異常な天気だと感じてたから、また天変地異など起きなければいいですね」と。
あり得る話だよなぁ~と素直に思った。

広野も降ってるようだから双葉郡も雪みたいとあり、松ちゃんに電話したら富岡も雪が降ったと。


僕は松ちゃんが「もう雪は降らねぇべ~」と言っていたから、昨日の雪の知らせには本当に驚いた。

今日の朝、電話でふるさとの桜の名所が満開で今が見ごろだと松ちゃんから聞いた。
行く予定でいたのにずっこけて行けなくなったのでがっくし。


今日の地元新聞朝刊の夜ノ森桜の記事。
ここの桜はめちゃくちゃきれいなんですよ。
ホントに見に行きたかったので残念です!!!

先日気温20度で昨日は5度。
体の調子が悪くなってしまう人もいるのでは?
みなさん、気温の変化に充分注意して下さい。

僕はここ数日、松ちゃんが言った「町に鳥がいねぇんだ」が気になっている。


鳥は鳥でもダチョウのモモコに話しかける松ちゃん。

林も丸ハゲにされ枝と言う枝を切り落としている除染のせいで、止まり木がなくて野鳥がいないのでは?

今まで気の根本を覆っていた落ち葉は堆肥になり、木々や土に栄養を与えていたはずなのだが、その落ち葉も根こそぎ取り除かれ、鳥の餌になっていた虫もいなくなったからではないか?とか色々考えている。

松ちゃんに言うと「鳥に聞いてみろ」ですが。(笑)

いつか友人に「松ちゃんが養蜂を始めたらハチミツ狙って熊が来ない?」って言われたことがあったが、昆虫を食べる鳥の餌になってしまうのでは?とか思ったりもしたがそれはないか?


牛も「物好きだねぇ~今度は鳥とミツバチかい?」と思っているかも知れない。

今回の調査は意義あるものなので今年の調査の成功を強く願っている。
そこにはみんなの希望がある。

放射能にまみれた地域に生きる動物や昆虫が被災地の現状を教えてくれる。
人間ほど傲慢な生き物はいない。
これだけの事故を起して再稼働って言っているのだから・・・。

人間は山の高さ、海の深さを測らなければ分からないが、動物たちは測らずもその高さを知っているし、魚たちは測らずとも海の深さを知っている。
そういう意味では、動物の方が賢いかもしれない。

自然を愛し動物を愛し町を愛する松ちゃんがやる事は、今まで見えなかったことが見えてくることに繋がっていると思う。
震災直後からの彼の行動でそれが分かる。
今回の調査に協力して下さる博士にも感謝している。

ふるさと再生をいつも考えている松ちゃんの今後に目が離せない。
今でも忙しいのに、さらに忙しくなる松ちゃんに脱帽です。

今から出掛けますので、今日はこの辺で失礼します。
それではみなさん、またお会いしましょう。






























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子牛たちに

2015-04-07 15:00:01 | 日記
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NO771
今回帰省して東京⇔仙台を繋ぐ常磐高速の富岡⇔浪江間が開通したことで、常磐高速道路を走る車がいつもより少し多いと感じた。

友人はしょっちゅう仙台に行くため、高速道路わきに新設された大型線量計の表示数と、自分の持っているガイガーカウンターで測り、違う数値が出た場所を知らせてくれた。


最大値は5.5μシーベルト表示だが帰還困難区域の双葉町を通る時に、5.8μシーベルトとかその数値を上回る所があり、僕に気をつけて走って下さいとあった。

今のところ富岡で降りてしまうので、なかなかその先に行けず、今年、自分の時間が本当に少ないのを実感。汗ッ

こうして都会に避難していると地元の友人からの情報はありがたい。
先週の会合の帰りに富岡に桜を見に帰ったが、まだ見ごろではなかった。

松ちゃんは「この陽気で一気に咲くな、今日は桜には絶好の気温だぞ」と言っていたが、その日帰る僕には残念な一日だった。


外で「桜が咲き誇る前に、うちの梅の花はきれいになくなった」と話す松ちゃんだったが、彼の電話が鳴り話は途中で中断。
これはいつものことで、もう慣れた。

今週の松ちゃんの予定だが、桜が満開になったらAP通信の取材陣が来るらしく、今週末には取材を受けると思う。

猫本、しろさびとまつちゃんの本の売れ行きがいいみたい。
松ちゃんも「価格も手ごろだし、いいんでねぇか」と言ったが、僕も写真と文章がとても良いと思っている。

来週から映画の上映が始まるし松ちゃんは上映会の時にスピーチするから「東京で会うべ!」と言ってくれた。
地元いわきでも上映されることが決まったし良かった。


外で話している時にずっと離れず見ていたモモコ。
青々と少しづつ伸びて来た草をちぎってご褒美にあげた。

この日、体の小さな子牛4頭が柵から出て、牧場から約500m離れた場所で仲良く草を食んでいた。
一瞬「牛が全頭出てしまったか」とドキッとしたが、子牛だけなので安心した。

お腹いっぱいになれば、子牛たちは牧場に戻って来る。
残念だったのは写真を撮れなかったこと。
相変わらず大きな牛に餌を取られて食べられないのかも。


写真中央の子牛は柵から自由に出入り出来る。

もう少しの辛抱だ。
これから牧場の中でも草が伸び、いくらでも食べられるようになる。

冬の間、松ちゃんが特に目をかけて面倒をみて来た子牛たち。
子牛たちが待ちに待っていた春がやって来た。

草むらで仲良く草を食む小さな4頭を見て、これから腹いっぱいに食べてくれよと思う僕だった。






















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