2009年を振り返って

2009年12月26日 | rugby
ラグビー部 部長 中野新之祐

東経大ラグビー部にとっての2009年は、多難な一年でした。
しかし、念願の四部昇格は果たせなかったものの、最終戦の千葉大学戦の後半に見せた迫力と気力のある戦い方ができれば、2010年は、明るい展望が開けた年になることを予感させます。
田島君。キャプテンとして一年間ご苦労様でした。最後は怪我で出場できなかったのは、残念だったと思います。しかし、良くチームを引っ張ったと思います。
堤君。堤君にとってのラグビー部は、試行錯誤の四年間だったと思います。しかし、最終学年として、怪我をおして出場したのは、立派だったと思います。
4年生については、また追いコンの時に、改めて話したいと思います。
吉岡君。新キャプテンとして、頑張ってください。仁内君、鈴木君。三四郎君を支えて下級生に模範となるように頑張ってください。
新しい学年には、少なくとも3名が入部してきます。さらにリクルートに努めれば、来年は、おそらく15人を越えるメンバーが確保できるのではないかと思います。
明るく、楽しい、そして厳しいラグビー部を作り上げていってください。
最後になりましたが、湯原さん。一年間ありがとうございました。
そして真田君。新コーチとして、強くて明るいチームを作り上げていってください。
OBの皆さん。彼らを温かく見守ってやってください。よろしくお願いいたします。
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ラグビーへの取り組み 第8弾 卒業とラグビー

2009年12月11日 | rugby
ラグビーへの取り組み 第8弾 卒業とラグビー
安部泰人
長いシーズンお疲れ様でした。今年の戦績には満足とまではいかないがよく頑張ったことにエールを送りたい。もっと良い成績を残すことが望むところであったことはよくわかるが、ケガ人やメンバーの不足などはどうしようもないことであり、春先のラグビー部の状況から察すれば納得のいくものであったといえるのではないかと思っている。
また、2名しかいない4年生には数々の思い出を残したと思うが、良くぞ頑張ったといえる。本当にご苦労であった。
これからは、立派な社会人をめざし、また、目標に向かって突き進んでゆくものと思うが、なかなか思うように行かないのが社会の変動である。
その社会の移り変わりからみても経済の側面からみても、大変難しい世の中になってきたようである。諸君たちの専門である経済状況などについて解説する力はないが、大学時代に学んだことが社会の中ですぐに役に立つかどうかは判らない。しかし、一般的な感覚からいえば役には立たないものである。したがって、どこで役に立つのか、その具体的なことは様々な経験を経ることで役に立ってくるのではないかと思われる。
社会人となって一番大切なことは、人から信頼を得ることであり、義侠心を持つことである。これがラグビーをやったものしか出来ないことであり、ラグビーで鍛えられた精神そのものであると確信する。
ここで、狭義心という普段耳慣れない言葉が出てきたので解説を加えると、正義を重んじて、強いものをくじく、弱いものを助け、自らが率先して行う、という意味である。
まさに、ラグビーは自分たちより常に強いチームに挑戦していくことを目標に日々努力を重ねてきた。そして、これでもか、これでもかと倒れては起き上がり、起き上がってはまた突進するということを繰り返して、勝てるまで続けた。これらの動きは、まさにラグビーである。ラグビーのボールがあるからラグビーを愛し続けたのである。
ラグビーボールは決して正軌道的な動きはしない。不規則バウンドである。予測することが困難な動きをするものである。それが練習を重ねることによって、ある程度の予測を見計らうことができるようになる。これは練習の成果である。
社会においても同じことがいえる。自分が思うような人生を送ることができれば将来の予測もできるが、全くわからないのが人生である。判らないから人は努力をするのである。努力を積み重ねることが人生において大切なことである。
このことは簡単なことでない。できないことが出来るようになったことは成長の証として喜べるが、その逆の状況は悲しむことしかできない。
しかし、ラグビーを続けてきたからこそ出来ないことができるようになったんだといえるのである。
卒業の時を迎え、この4年間のことを静かに振り返えてみたとき、様々なことを学び様々なことを見聞きしてきた。その一つひとつが身となり骨となっている。精神的な成長もあったと思う。しかし、これからが本当の人生を掛けた戦いが始まるのである。くじけてはいけない。負けてはいけない。挫折してはいけない。
ラグビーに出会ってよかった思う時が必ずやってくる。それは、あきらめないことを知っているからである。強くたくましく生きてほしい。そして、友を忘れないように、また、ラグビーを一生涯の友として愛してほしい。
卒業とラグビーというタイトルにしては、感心した送辞のようなものではないが意のあるところを汲んでほしい。これからは、元気で活躍することを期待している。健闘を祈る。

このシリーズは、これで終わりにしたい。10弾までは続けたいと思っていたが、来シーズンに残しておきたいと考えている。この文章を読んでくれた諸君たちにお礼を言いたい。    
グラウンドでまた会える日を楽しみにしている。ではまた。           おわり
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