東経大ラグビー部へ

2012年04月12日 | rugby
東経大ラグビー部へ
  今が一番大切な時
                                 安部泰人
 春のシーズンが始まり、新入生も大きな希望と期待を抱きながら東京経済大学の門をくぐったところであると察する。本当におめでとう、心から入学をお祝いする。合わせて、ラグビー部への入部を心から歓迎をしたい。
 さて、新入生は、大学という新しい環境の中で、今まで経験したことにない新天地を求めて来たのであるから思いきったことにトライ(try)してもらいたい。その経験は、後々に、誰もが感動と喜びに代わってくることになるのである。   
 入学のうれしさもあるが自分ひとりの生活が待っているのである。つまり自立した生活をしていかなくてはならないのである。それは、学業の面においても、生活の面においても同じである。自分で考え、自分で行動し、すべてが自分の責任において行わなければならないのである。そのような意味において、スタートが肝心である。今が一番大切な時であるともいえるのである。
 世の中の人は、良く希望をもてとか、目的や目標を持ちなさいというが、そうは思わない。持つことの必要性は否定しないが、持ったところで必ず達成するとは限らない。そのことよりもまず行動を起こしてみることが大切ではないか。努力することがもっと大切ではないか。そして、自らが行動しなければその結果は得られないのである。
 ラグビーも同じである。ラグビー論をいくら展開しても実戦で役に立つかどうかは別問題である。実際に行動して身につけることの方が先ではないかと考える。つまり、練習である。
 練習に練習を重ねて、練習で得た実力、感覚、経験、そうしたものが積み重なって結果として表れてくる。それがチーム力となり部員同士が共有することが出来るチームカラーとなりチームスピリットとなるのである。
 大学は、様々な人との出会いがあるのである。多くの人と接することによって学び得ることも沢山あるが、すべてを吸収することは不可能であり、また、その必要はない。自分の責任において選択し、必要なことだけを取り入れればよいのである。しかし、その選択も自分の責任で決定しなければならないところに重要な要素があることも忘れてはならないのである。
 新入生の諸君たちに、再び歓迎のエールを送るが、大切なことは、今が「一番大切な時」であるということを忘れずに、また、一日一日を強く、たくましく送って頂きたい。 
        健闘祈る。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする