暇人詩日記

日記のかわりに詩を書いていきます。

氷輪胡乱

2008-02-29 | 
いちとおなじをかけあわせ
開をもちいてときほぐす

ねぐらを守る彼らと
ねぐらを襲う守り神
のがれるための扉は閉ざされ
消耗品の手下ども
頭に受ける彼らの落下

問いにこたうる力をもたず
右往左往の謎解き見習い
岩のねぐらは借りた家
引き摺り出されど文句も言えぬ
犬連れ回す痴れた鬼

いちとおなじをきりはなし
閉をくだいてとじこめる

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