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住まいは人権! 一般社団法人協働舎
暮らしを高めるのは福祉制度の充実。
福祉制度の充実には私たち一人ひとりの声

川の底からこんにちは

2010-07-10 | 映画

  今日、職場で健康診断の結果をもらいました。γーgtpだけがやたら高くて、肝臓がやられているのだろうということは想像できますが、それ以上は分かりません。アルコールはここ2年以上まったく口にしていないし、考えられるのは薬の害だけです。

  

  映画「川の底からこんにちは」を観ました。笑えるのかなあ と思ってしまいました。

 

川の底からこんにちは

大衆娯楽映画の骨法を遵守したオフ・ビートなローカル・コメディ

PFFのグランプリほか数々の受賞歴を誇る期待の新鋭・石井裕也の商業映画デビュー作は、正統的な大衆娯楽映画の骨法を遵守しながらも、大阪芸大の先輩・山下敦弘の「バカのハコ船」を想わせるオフ・ビートなローカル・コメディの快作に仕上がった。

男にも都会生活にも疲れ果てた派遣OLが、ガンで余命わずかな父親のしじみ工場を引き継ぎ、再生させるという旧弊で古典的なプロットを嫌みなく牽引するのは、今、最も輝いている満島ひかりの千変万化する表情の圧倒的な魅力である。

自主映画時代から石井作品には、排泄物への奇妙な執着、母性への屈折した憧憬が垣間見えたが、本作でも、冒頭、満島ひかりがエステで腸内洗浄されながら浮かべる放心の表情や、朝の勤行のように黙々と糞尿を畑にかける行為が印象的だ。子連れで付いてきた恋人のふがいなさにあきれ果て、一発奮起して、戦闘モードで、自転車に子供を乗せて幼稚園へと疾走する場面は、内に欠損として抱えていたヒロインの母性が一気に噴出した証しとして秀逸だ。亡くなった父親が工場で働く性欲ではち切れそうなオバちゃんたち全員とデキていたという艶笑小話のようなオチは、彼女の家出の一因であり、オブセッションでもあった<新しいお母さん>の混濁したイメージを、強引に、ご都合主義的なハッピーエンドとして解消させてしまう荒業で、なかなかに不敵である。

高崎俊夫

    

川の底からこんにちは

上京して5年目のOL佐和子は、目標もない自堕落な生活を送っていた。ある日、父親が末期がんのため余命わずかだという知らせが入り、一人娘の佐和子が実家のしじみ工場の跡を継ぐことになる。しかし工場は倒産寸前で、労働者の中年女性たちからはいびられる毎日。追い込まれた佐和子は、生まれて初めて自分の人生を見つめ直すことになる。新人監督の登竜門「ぴあフィルムフェスティバル」でグランプリを受賞した石井裕也の商業映画デビュー作。主演は「愛のむきだし」の満島ひかり。

監督・脚本:
石井裕也
プロデューサー:
天野真弓
撮影:
沖村志宏
音楽:
今村左悶、野村知秋
美術:
尾関龍生
編集:
高橋幸一
出演:
満島ひかり遠藤雅相原綺羅志賀廣太郎岩松了
製作国:
2009年日本映画
上映時間:
112分
配給:
ユーロスペース
2010年5月1日よりユーロスペースにてロードショー オフィシャルサイト
 
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この違い…何でしょう

2010-07-10 | まいにち

こちらは逮捕

犯人隠避の疑いで高3男子逮捕 下野署

(7月9日 18:57)

 下野署は9日、犯人隠避の疑いで真岡市、高校3年の男子生徒(17)を逮捕した。

 逮捕容疑は6月29日夜、下野市でひき逃げ事故を起こした犯人を自分が運転するバイクに同乗させ、逃走し、犯人を隠避した疑い。

 同署によると、容疑を認めている。

 

こちらは逮捕されない

米優先の地位協定 あいまいな条項をなくせ2010年7月10日 

 今年3月に名護市で起きた米兵によるひき逃げ事件が、ようやく那覇地検に書類送検される。
 被疑者は酒を飲んで米軍の車両を運転し軽自動車に後方から追突。親子3人にけがを負わせたが、逃走した。被疑者は米軍に拘束され事実を認めた。物証もある。難事件ではない。それが書類送検まで3カ月もかかる。あってはならない事態だ。
 米優先の地位協定があるからだ。日米地位協定実施に伴う刑事特別法は「米軍の財産の捜索、差し押さえ、検証は米軍の同意を得て行う」とある。県警は米軍車両の詳細な分析が必要と米軍に申し入れたが、その許可を得るのに、在沖米軍では判断がつかず、在日米軍司令部の回答を待つなど手続きに時間がかかったのだ。
 「ここで何をしても罪に問われないという意識がある。不平等であることも知っている。そう言い出さないのは不平等さが自分たちに都合がいいからだ」
 5月に県内で講演会を開いた元海兵隊の高梨公利さんは米兵たちの意識を、こう指摘した。日米地位協定は、あいまいな条項で不平等を認めている。
 事件後、米軍は被疑者を拘束したが、その容疑は米軍財産(軍車両)の窃盗容疑だった。その結果、事件の本筋ともいえる自動車運転過失傷害と道交法違反(ひき逃げ、飲酒)で県警は逮捕できなかった。負傷者まで出した事件より車両窃盗事件が優先される。それができるのは、どの犯罪を優先するかの原則がなく、米側の都合で解釈できるからだ。
 現在、裁判中の米軍人による読谷村ひき逃げ死亡事件では、起訴前の身柄引き渡しが問題となった。
 地位協定の運用改善では(1)「凶悪な事件」は起訴前の身柄引き渡しに、米側が「好意的考慮を払う」(2)米側は「その他の特定の場合」についても日本側からの要請を「十分に考慮する」となっている。
 しかし運用改善に法的拘束はない。「凶悪な犯罪」の解釈もあいまいで「その他の特定の場合」も不明確だ。
 日本は成熟した国だ。国民にも権利意識が根付いている。もはや外国軍を優遇する時代ではない。地位協定はじめ思いやり予算などへの国民の目は厳しい。米国の機嫌をうかがう日米同盟でいいはずがない。「緊密で対等な日米関係」を目指すなら、地位協定のあいまいな条項をなくすべきだ。(琉球新報社説)

 

こちらは不起訴だって

けが人放置容疑、米兵を不起訴処分 「裁判権ない」(朝日)

2010年7月11日2時9分

 広島県廿日市市で乗用車を運転中にトラックと衝突事故を起こし、大けがをした同乗女性を乗用車内に放置して逃げたとして、自動車運転過失傷害容疑などで逮捕された米軍岩国基地(山口県岩国市)の海軍上等兵の男性(21)について、広島地検は9日、不起訴処分とした。地検は「女性が米軍人の家族で、日米地位協定の規定に基づくと日本側に第1次裁判権がない」と説明している。

 男性は3日未明、廿日市市内の国道2号で乗用車を運転中、大型トラックと正面衝突。助手席の女性が重傷を負ったのに現場から逃走した疑いで逮捕された。

(この人を起訴しろとか、重罪にとかではなくて システムを問題として取り上げています。)

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アンパンマン

2010-07-10 | まいにち

友人が送ってくれた写真です、おもしろいですね。

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不安をあおる人たち と 事実を見ようとする人たち の ちがい

2010-07-10 | 読書

   二日ほどブログを書いていなかった。体重を少なくするように野菜を食べたり、カロリー表示を見たり、でも 大福もちがあるとパクパクと何も考えない思考回路にはまってしまうので…なかなか。

 

治りませんように――べてるの家のいま
斉藤 道雄
みすず書房

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   読んでいる『治りませんように』のなかに   青年の死  という節がある。

   2004年5月に28歳の青年が知り合いの患者に刃渡り15センチの包丁で何か所も刺され死亡したという事件だ。(つまり、殺人事件)

   警察やマスコミの矛先は「当然ながら病院の管理体制や責任のあり方へと向かっていった。」

   「人ひとりの命が失われたのは、凶器となった包丁がやすやすと病室に持ち込まれたからであり、それを許した病院の管理に問題があったからではないか、そう追及するマスコミと、危険物を持ち込めないように管理を強化をしても、おそらく今回の事件は防げなかった。それどころかそんな風に管理を強化したら、精神科の治療全体には大きなマイナスになる、そう考える川村先生のやり方は全くかみ合っていない。浦河だけではなく、日本の各地でしばしば繰り返されてきた同様の出来事に際して、メディアとこころある精神科医のあいだでなんどもくりかえされてきたやり取りの再現である。」

   「ところがそうした余波、衝撃は、不思議なことに事件現場の病棟ではあまり感知されず、現場から遠ざかるほどに大きくなるのであった。事件現場を中心とした同心円を描いてみると、事件の衝撃や危機感は中心から遠ざかるほどに大きくなっている。つまり、精神病とは直接のかかわりのない人々が最も衝撃を受け、過剰に反応し、強い恐怖を感じていたかのようだった。」

   どこでも繰り返されるように

   「重大な事件が起きたからみんな気をつけよう、監視を強め、パトロールを強化しようと呼びかけている。ところが事件により近いところにいたべてるの家の人々は不安や動揺はあっても『恐ろしい』という捉え方がなかった。」

   葬儀では被害者の父親が

   「事件は起きたけれど、浦河日赤はこれまで通り、患者との信頼関係をもとにした精神科医療を進めてほしい、べてるの家と連携してここまで進めてきた当事者活動を、これからも進めてほしいと一貫して訴えた」のだそうだ。

   これは事実を知らない、知らされていない人たちと、事実をきちんとみている人たちとの違いではないかと思う。何か事件があるとそれを口実に人々の不安をあおり儲けようとする人たちが必ずといっていいほどあらわれてくる。

   昨日訪れた病院のロビーでたまたまテレビを見ているとNHKが「中高年の犯罪」のことを取り上げていた。私が3月まで10か月ほど毎週通った あさひ社会復帰促進センターも取り上げられていた。

 

   行政や社会福祉協議会、民生委員などは 率先して事実を広め住民の理解を得るように 事業を展開していく責任があると思うのだが、なんだか逆の動きをしているように感じてしまうことも多い…もちろん、ほとんどのところはそうではないのだが。

  

        

                つけ麺の壱屋、一度来てやってください。

       

壱屋の隣には好み焼き屋さんがあります。

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