トカラ列島トカラうま!

鹿児島県のトカラ列島にある中之島に県の天然記念物「トカラ馬」が飼育されています。馬好き島民による現状レポートです。

さよならボうナス

2008-06-04 19:30:30 | Weblog
きゅーん(涙)、悲しい知らせが。もうボーナスないってさあ。
民営化で分社化して、業務上私は“郵便局会社”と“郵便事業会社”の2社に所属することになったのですが、この2つは別会社ということで勤務時間が合算されず、ボーナス支給対象には勤務時間が足りないそうな。
3年前、臨時補充員で入局したときは準公務員みたいな感じで給料も諸手当も普通にあったのですが…小泉純一郎め、私のボーナスを奪いおって。
干上がっちゃうぞ。

写真はできつつある新港の様子です。
だんだん完成形がわかるようになってきました。
入口もぐっと集落に近くなります。車も余裕を見て止められるスペースがありそうです。
港湾事業は莫大な予算が費やされるということですが、特殊な技術を要する工事が必要なんですね。
港が整備される前、まだほんの何十年か前のことです、危険なはしけ作業で人は行き来していました。それを考えれば本当に便利になりました。
車も荷物も人もばんばん運べます。
その一方で人口の減少は止まりません。今日配られた広報では4月現在の人口が7島で624人とのことでした。
以前も書いたことと思いますが、この行政区は役場が村内になく村役場職員はほぼ十島村民ではありません。
鹿児島市や他の市に税金を納め、休日は居住している地域の行事に参加します。
村内に役場をもってくれば、職員・家族分だけ人口が増え、地域の行事の担い手も増えることが期待できます。
問題は役場施設をどこの島に持ってくるのか、そして建物・通信インフラ・住宅の建設にかかるコストが高いということです。
「自分の島に役場がなければ鹿児島の方がいい」というのが7島の島民の正直なところです。さらに役場担当者から言わせると、
村財政が逼迫している中、役場移転に費やすお金はなく福祉など必要なところにお金が足りなくなるということです。
そこで、全7島に役場を置くという画期的発想が島の若手から上がっています。
通信インフラさえ整備されれば可能です。中央政府も過疎地・離島の差別なく通信網を整備しようという構想を掲げています。
役場職員が数名ずつ7島に別れ、鹿児島には「支所」を置きます。口之島には○○課と○○課、中之島は○○課と○○課としてもいいと思うし、それぞれ全課やってもいい。
発想の転換が必要。常識じゃだめ。実現可能不可能をおいてもこの話はおもしろいなと思いました。

おおあめ

2008-06-02 21:26:23 | Weblog
いやいやいや
降りも降って、どこもかしこも洪水のように水が流れています。
トカラ馬の牧場にも湖が出現しました。
高尾の道で少し低くなっているところなどは排水路から水があふれて川のようになっていました。
ヤギたちは雨が苦手なようで、こんな日は小屋の中でよりそってじっとしています。
ガジュマルの葉を食べると聞いたので、最近はクズなどの植物といっしょにあげています。
外の子達もいろんなところで雨宿りをしていることでしょう。

とびうお

2008-06-02 21:25:39 | Weblog
2~3日前からトビウオが本格的に入ってきました。
好きな人は毎日港に出ているみたいです。
こうして開いて干すのが一般的。でもお刺身もとってもおいしいのです。
1回に500匹くらいとった人もいるそうで、すくうときは楽しいのですが後の調理が大変なんですよね。

以前有線放送に使っていた電柱を住民に払い下げてくれるということで、この前話し合いがもたれました。
1本900円ということになり、希望者は本数を書いて申し込みます。100本くらいあるそうです。
船賃がかかる離島なので、今ある素材をみんな大切にします。有線の線をはずしたり電柱そのものを倒して運ぶのはもらった本人がするということでけっこう重労働ですが、山から杉を切り出すことに比べればと島の人は言っていました。都会育ちで経験がないので、こうゆうコミュニティの小さな話し合いはけっこう楽しいです。
里の近くにある電柱は今後台風被害などで温泉などの地区の施設が壊れたときに使うかもしれないということで、今回は対象になっていません。
私もどうしても納屋が欲しくて、小屋の支柱に仕えたらいいなと思っていたのですが、登って線をはずして切り倒して運ぶのは大変。
プレハブやコンテナなんかがいいな。
草刈機を置いたり、種を採るために植物を乾かしたり、将来馬を飼うときの飼料小屋にしたいのです。