足るを知る

ここ最近世界的不況のため、日本の製造業をはじめとした企業の経営が悪化し多くの従業員の解雇が問題になっています。
消費も控えられ、経済の冷え込みに多くの人が心配をしています。
消費を繰り返さなければ立ち行かない社会にあらためて呆然となります。
投機マネーというものの価値にも恐ろしさを感じます。

この恐ろしい人間社会にずっとさらされてきた地球環境、
いまさらながらに地球環境問題が大きく取り上げられるようになってきましたが、私が小さい頃からすでに環境問題は社会的ニュースでしたし、身近では光化学スモック発令の注意報が防災無線で流れたりしていました。

環境問題を話題にしながら消費を促す。
単純に考えるとこの矛盾が頭をもたげます。
私たちは何を目指そうとしているのでしょうか。

私もけしてエコロジーな人間ではありません。
田舎に住むということがエコロジーなことではありません。
木を育て薪を使い川の水と畑の野菜だけで生きて行ければ話は違いますが、交通に大量の石油燃料を使うフェリーや車を使い
電気を灯し電化製品を買っています。

“足るを知る”
経済はすぐにはわかりませんが、下がるときがあればきっと今後上がってくることもあるでしょう。
そのときにこの言葉を知っていると少しは違った世界になるのかも。