トカラ列島トカラうま!

鹿児島県のトカラ列島にある中之島に県の天然記念物「トカラ馬」が飼育されています。馬好き島民による現状レポートです。

せきにん

2008-12-19 19:12:24 | Weblog
おならが出るな~と思ったら、焼き芋を食べたのでした。
島のおばあちゃんが焼いてくれた大きくてあまーい高尾のサツマイモ。どうりで。
うら若き乙女がハズカシイ(ホントはそれほど若くない)。

このところずっと晴天が続きうれしいです。
月が出るのが遅く、日の出も遅いので、朝は月明かりの中目覚めます。
あしたもちゃんと船が来ます。

今日は怒りというより悲しくなる出来事がありました。
朝、家の水の出が悪く、どこか地区の中で漏水しているんだろうと思っていました。
島は川の水をタンクに溜め消毒薬を混ぜる簡易上水です。
他の住宅からも苦情が出たようです。
出勤に牧場の前を通ると馬たちの飲み水に引いている水道管が壊れ、牧場の一部が水浸しになっており、これが原因だとわかりました。

修理をしてくれた人から聞くところによると、水道管には以前破損した箇所がありその部分がずさんな修繕が行われていたため、再びそこから水が漏れたとのことでした。
ところがその加工をまったく身に覚えのない私がやったと現場管理者さんから聞いたというのです。
怒りがこみ上げ、そして暗い気持ちになりました。

私は自発的に馬の健康管理の面でお手伝いをしています。しかし牧場管理の草刈や柵の修繕は緊急でない限りわざとやっていません。
それは現場管理者さんが村からお給料をいただいている仕事の範疇であり、またわたしがやることによって能動的行動を妨げてしまうとも考えているからです。
もし私がしたことによって事故が起こってしまったとしたらそれは何もいえません。しかし、そうでないことに対して責任を転嫁させられてしまうことは本意ではありません。

何もしなければ馬が衰退してゆく、かといってすれば牧場で起こる総てのことの顛末が私に起因しているとされる・・・八方ふさがりです。

以前は馬が“文化財”ということで逆に管理に柔軟な対応がとれていないように見えたので、管理する側にどうにか改善してもらおうとあがいていました。
村や教育委員会の職員さんにかけあったり、県の文化財保護課に行ったりしました。
しかし役場の壁は厚く、閉塞感でいっぱいになりました。このままではいけないと、微力ながらも自分ができることをしてゆこうと思いやってきました。
でもそれもこうゆう状況になるとくじけそうになります。

管理の委託をいただけるように頼んだこともありました。しかしお返事はいただけませんでした。
たぶんやりようはまだたくさんあると思いますし、がんばります。
でも今日はちょっとへこみました。