トカラ列島トカラうま!

鹿児島県のトカラ列島にある中之島に県の天然記念物「トカラ馬」が飼育されています。馬好き島民による現状レポートです。

中之島の北海道

2007-05-08 22:22:21 | Weblog
午後7時近くまで明るく、日が長くなりました。
でも5時過ぎまで仕事をしていると残りの日のある時間はほんのちょっと。

ヨットで中之島に来る人がけっこういます。トカラは南西諸島の中の飛び石みたいなもの。渡り鳥が羽根を休めるように休憩してゆくのでしょう。今のように航海技術が発達する前は船は島づたいに移動したようで、こんな小さな島ですが昔の航海図にもちゃんと記載されています。
高尾集落から海は見えません。ちょうど高地の盆地のような地形で山に囲まれています。
海の様子は里に下りるまでよくわかりません。高尾で海を見たければ、集落から少し離れると港とは反対側の東側の海が見えます。口之島が見えます。
標高が高いので里より涼しく(冬寒く)、雲が下りると湿度が高く、強風が吹きやすい地形です。
以前は湿地だったところに開拓がはいり、区画整理がされているためまっすぐな道で区切られています。
牧場に利用されている土地が多く、その広さと涼しい気候と風景に冗談で「中之島の北海道」と呼ぶ人もいます。
里までは4キロくらいありますが、舗装道路がコンクリートでかたく、ひびの入ったか所も多く、タイヤがすぐ減ってしまうのが難点です。

今日の子馬です。生まれた時よりだいぶ体格が良くなっている気がします。
来る梅雨を乗り切ってくれることを祈るばかりです。