トカラ列島トカラうま!

鹿児島県のトカラ列島にある中之島に県の天然記念物「トカラ馬」が飼育されています。馬好き島民による現状レポートです。

がじがじ

2006-04-29 21:49:04 | Weblog
南の牧場。やっと今年の新芽がむくむく出てきましたが、出るそばから食べられています。(ちなみに口元モデルはブラック)もっと生えて!
牧草地は年中馬たちに刈り込まれているため、ゴルフ場のようにきれいです。むかーし、本当にここでゴルフをやったそうな。

オールスター紹介「ラッキー」

2006-04-29 21:39:55 | Weblog
ラッキーは1995年生まれ、最年長のオスです。栗毛が目立っています。
なかなか気難しい子で、なでさせてくれませんが、餌くれるの?と寄ってきてはくれます。
メスをめぐる攻防ではいつもグレー・ブラック兄弟に負かされ、遠巻きにメスを見ています。 

今日からゴールデンウィークが始まったため、島にはいっぱいお客さんが来ています。
船は夜11:00鹿児島の港を出て、翌朝の6時過ぎに中之島の港に着きます。今日の船はこのまま各島に寄港して奄美大島の名瀬港まで行き、明日また鹿児島に上るため折り返して来ます。鹿児島には夜の7時~8時に到着する予定です。1便で島に1泊して帰るお客さんや、何とか上り下りの便を駆使して複数の島をまわるお客さん、1つの島にゆっくりするお客さんと様々です。
トカラは何かの本で「文明の果てるところ」とまで書かれたところですが、今は大型のフェリーも周航し、以前に比べれば段違いの生活を送れるようになりました。お年よりの話や昔のトカラが書かれている本などを読むと良くわかります。
ただ、今でも第1級の僻地である事には間違いありません、でもそこに人を引きつけるものがあることも確かです。

さて、そんな僻地と呼ばれているところで飼われている馬ですが・・・。
昨日の続き
仔馬をぬらさない為には・・・、まず屋根が必要。
そして、そこに母親が安心していられる事が必要。
①確実に妊娠していると判断された状態のメス馬を群れから1頭離す・・・。今の状態では難しいですねえ。
②妊娠しているメスからオスを離す。作業する人間が怪我しなきゃいいけど・・・。
③では妊娠する前からもう、繁殖用のオスとメスのペアを分離して、血統管理も兼ねる。できるかな。
③はもう、馬の管理を人間がばっちり見ないといけない状態になります。餌も夏冬問わず与えなければならなくなるし。
予算と人員の覚悟が必要。

雨に打たれて立ち上がれなくなっていた仔馬の様子が浮かびます。
ホントにどうしたらいいんだろう。