けんさんが今年も来道した。
昨年から付き合いが始まった、けんさんだが、今年は1人でやってきた。
当然?自分が付き合うつもりだから寂しくはないだろう?
今年は旭川ベースで、昨年のリベンジ「チトカニ」とけんさん憧れの「天塩」がとりあえずの目的。
本日は、リベンジに燃える「チトカニ」へ。
だがっ、天気がいまいち・・・いまに・・・いまさん・・・
やっと南斜面の裾野がようやく見えるか見えないか・・・
どうする?
けんさん、やる気満々!『とりあえず、行きましょう!』と。
自分、「お供いたします!』
電柱横の管理用道路がすごいうねりだ。この時期にここに来たことはない。上がどんなことになっているのか想像がつかないのがほんとのところ。
電波塔までぐらいはまだ良かったが、樹林帯に取り付くころからは、風も雪もつき真っ白になりつつあった。
その樹林帯もうねりが凄い・・・たまらず。なるべく東側のうねりの少ないルートを選び上がって行く。
上部に来ても1258がわからない。GPSで位置確認してトラバってピーク方面に向かう。
がっ、ピークはもとより、1258からピーク取り付きの廊下自体がわからない・・・廊下の端が雪庇になっているようだ。少しでも風を避けるために雪庇の下を行く。
この時点で近くの疎林の木しか見えない。落とす場所を探すもどこを滑ったらいいか決めかねる・・・
けんさんに「もうこの辺の樹林帯を軽く落として、トラバって帰ろう?」というものの。けんさん。どうしても南斜面が見たいらしい・・・
ならば、滑れるかどうかは別として、ピーク取り付きを巻いて南斜面側に回ってみる。
自分が先頭で行く。
なんとなく見覚えのある南斜面に出た。がっ、いつも滑走している半分の距離もない場所らしい。だがこの上はほぼホワイトアウト。ここからでも相当厳しい・・・
ここからいつものところまで落とすことにした。
こんなところをだ。
安全確認も兼ねて自分が先に落とす。
滑走はほんとにあっという間・・・
硬い上にサラッとのパウダー?
さらに、自分の滑ったルートには大きな裂け目が・・・
下りてくるけんさんに、大きく手を振って誘導回避させる。
トラバって、1258まで帰り樹林帯を帰るが、トレースが埋まり、大きなうねりを避けつつ、あっちにこっちに迷走しながら下りて行く。
トレースが確認できるころには、やっと視界が出てきた。
滑走できるところまで滑り、2人安堵の溜め息をつき、やっとここで休憩をとり、シールを貼って帰り道を行く。
管理用道路に差し掛かると、下部も雪が降って来た。
駐車帯に帰ってきても、すでに電波塔は見えない。横殴りの雪に変わっていた。
けんさん、1日目のBCはいいところが一つもなかった感じだが、大阪の人にとっては、天気は別としてこんな状況でも本州に比べたら雪は全然良かったらしい。
その言葉が少し自分には救われた思いだった。
「けんさん、今日は来たるべき決戦のための準備運動ということで・・・」
天気が良くなることを願ってこの日は別れた。
それでは
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