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東北大学柔道部-部ログ

部内での出来事を徒然なるままに

大学で部活に命を懸けるということと地動説

2025年04月23日 | 日記

何度でも

何度でも叫ぶ

この暗い夜の怪獣になっても

君に残しておきたいんだよ

この秘密を 

――「怪獣」サカナクション

 

どうも皆さん、有本です。新歓期間も終わりが近づいてきましたね。

金野も言ってくれていますが、新入生が9人入部してくれました。

 

9人入部!!!

さらに一人体験入部中!!

体験入部を含めれば一年生はもう10人!!

10人ですよ10人!!!

 

みんなありがとう!!

 

そしてもしまだ大学での部活サークルに悩んでいるそこの君!!

11人目の七帝選手にならないか!!!あるいはマネージャーに!!

七帝選手とかいてストライカーと読みます。

 

さて、体験入部なんてあるの?と思ったそこのあなた。そんな制度は特にないです。ただの匙加減です。何せ正式入部も「入部します」って言ってグループラインに入るだけ。「生活と両立できるかわからないんでしばらく体験入部したいです」っていえば体験入部の扱いになります。

 

私から伝えるのは一言。

7/5,6にある七大戦を見てください。入部している子には交通費も宿泊費も支給されます。金曜、月曜の授業は公欠届で合法的にさぼって移動日になります。

七大戦を見ることによるデメリットはないでしょう。ならば見てほしいです。

僕たち四年生が引退するその最後の試合、大学生活四年間、命を懸けるにふさわしい大会を、その身で感じてほしいです。

 

さて、せっかく勉強していい大学に来たのだから勉強をするべきです。研究に打ち込めばよいです。適当なサークルに入り友達の家でスポーツ観戦やゲームでもしながら飲み明かし適度にバイトして小遣いを稼ぎ、社会人になればなかなかできないオールカラオケや旅行に興じ、おいしいものを食べ、服に金をかけ恋愛でもすればよいのです。

それはきっと、学友会の部活動に入るよりも楽で、娯楽が多く、出会いも多く、そしてそれが普通の大学生活なのでしょう。

 

でもそうはしないんです。そうはしなかった。

そりゃ全くのゼロじゃないです。部活のメンバーは仲が良く、休みの日に遊んだりご飯を食べたりもしますし、部活だけじゃなく学部の友達と旅行もしましたし、バイトもしてます。ほかの部員のブログを見ると、仲ええんやな、とわかると思います。

 

ただ、何も犠牲にせず学友会活動を四年間続けるのは正直厳しいところもあります。

部活の用事で友人の誘いを断ったり、自分の日程に無理に合わせてもらったことも多いです。一限に疲れて寝坊することなんて数え切れませんし、バイト代は食費とプロテイン代になりここ数年服は着まわしてますし彼女は結局まだできてません。腎臓に負担をかけてまで毎日何杯もプロテインを飲んでいます。

バイト先や学部の友人たちの中ではレアキャラ、と呼ばれていました。部活を優先して遊びにあまり来ないから、と。まあ最近は研究室も忙しく部活でもレアキャラ感が否めませんが……

長々と、あまり新歓期間中に見せるものでもない部活の負の側面を書きました。何が言いたいのかというとですね、

 

それでも七帝柔道に命を懸ける理由が、この大会にあります。

私は一年生の時、軽い気持ちでこの柔道部に訪れ、軽い気持ちで七大戦に参加しました。

大会終了後、掛け持ちしていたサークルをやめました。

 

私は、一度見てほしいのです。

見た結果入らない、特に何も感じない、というのなら何も言いません。追いません。

ただ、私はこの大会が、人の心を、大きく揺るがす力があると思っています。

 

皆様は少し前にちょっと話題になった、チ。という作品をご存じでしょうか。私はこの作品が連載されているときから好きな古参ファンです。

「感動は寿命の長さよりも大切なものだと思う」

「怖くない人生などその本質を欠く」

「不正解は無意味を意味しません」

「才能も発展も人生も、いざって時に退いたら終わりだ」

いい言葉ですね。

 

まあ、楽しいところはほかの部員たちがいっぱい書いてくれています。この真剣さと楽しさの両立が柔道部のいいところです。

それでは。

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