つつがなきや云々、小寺です。
引退ブログ書きます。
正直、引退ブログは前々から恐れていたことで、書きたくないものでした。これまでのことを振り返ると感情がぐちゃぐちゃになるからです。美しい思い出だけではありませんでした。
1年生のとき、コロナ禍もあって孤独だったし、なかなか馴染めることもできずつまづいたりしました。体格も恵まれずボコボコにされる毎日で、「俺なにやってんだろう」とうつむいたり、天井仰ぎながら辞めたいと思っていた日々でした。
けど、辞めることはできませんでした。なぜなら、入部するとき、「自分、絶対に辞めません」と言ったからです。どんなに逃げても、この言葉からは逃げちゃだめだと思いました。逃げたら本当に、一生後悔するというか、一生自分の言葉に自信が持てなくなると思いました。
私が辞めなかった理由はこの言葉だけではありません。いままでお世話になった先生方やOB、先輩や同期、後輩、そして何気に他大の同じ七帝選手と思い出を作れたからです。
錬成大会は本当に楽しかったです。他大の人たちとはじめて酒を飲み合って語らい、鴨川を歩きながら、遠征歌、都ぞ弥生、散りにし花はを歌って、徹マンしたのは一生の思い出です。
いきなり話がそれました。
最後に、最後の七帝は結果として悔しい思いをしましたが、終わったと同時に、ある甲子園での審判の言葉を思い出しました。
「大丈夫、上を向け。甲子園で試合できたことは誇りや。ここから胸を張って終わります!」
この言葉通り、私にとっては、柔道の総本山である講道館で、七帝柔道を戦えたことは誇りですし幸せに思います。
本当にありがとうございました。
さようなら。