東海道本線全線全駅歩き旅 続編(72)
2022年(R4)5月29日(日) 山崎駅 ―> 島本駅 JR営業キロ2.2Km
ウィスキー樽のベンチで15分ほど休む。
暑さでしんどい、休憩を多めに入れないと熱中症で倒れるかもしれない。
駅前のコンビニの前で若い外国人が数人休んでいた。
いま日本は観光客を受け入れていないからたぶん留学生だろうな。
彼らもこの暑さにうんざりしているのだろう。
ずいぶん前のことになるが学生アルバイトに卒業旅行について聞いたときのこと、
その学生に「いえ! 僕は完全な英語を話せるようになるまでは外国へは行きません」と返事をされて、これまた返答に困ったことがあった。
「ふーん、、完全な英語かあ」 完全な英語だろうが完全に英語を話すだろうがどちらでもよいけどね。
志は高いほうが良いとは思うが、はたして彼は完全な英語を話せるようになっただろうかと日本語さえもままならないわたしは思うのだ。
西国街道の狭い道をふうふう言いながら歩いていく。
こんなときは歩き旅を始めた自分がうらめしくなるのだった。
「ああ、あの電車に乗ればエアコンが・・・」
途中でサントリー山崎工場の前を通る。
酒を飲まないわたしには縁のない工場だ。
島本駅前に公園がある。
大きな石碑があって「楠公父子決別之所」とあった。
その近くには石像もあり台座には「滅私奉公」とある。
滅私奉公は戦時中はよく使われていた言葉だ。
私を捨て公に尽くすということだが、戦時中は「国のため死ね」というような極端な意味で使われたと思う。
ずいぶん前のことだがタクシーに乗ったら運転手が話しかけてきた、
「お客さん、今の若いもんはダメだね。やっぱり戦争にならなきゃよくならんね。」と言うのだ。
わたしは「は?・・・」と返す言葉が出なかった。
彼の理論では、戦争が起きる → 若者が徴兵される → 軍事訓練でしごかれ規律正しくなる → 日本がよくなる、ということのようだ。
そんなことはないだろうと思う。
いまのロシア・プーチンが始めたウクライナとの戦争をみればわかることだ、略奪、暴行、破壊それが戦争であり、正しく規律ある戦争なんてありゃしないのだ。
かれらロシア兵も訓練でしごかれて戦場へと送られてきたはずだ。
滅私奉公は上に立つ者にとって都合の良い言葉だ。
公は国、社会ということだろうが、実際に使われるときは上司、上官という意味で使ってしまうのだから。
島本駅に着いた。
ここにも想定水深2.2mのプレートがある。
地図を見ると淀川から1.3キロメートルしかない。
そうかそれで傘がたくさん置いてあるのか(笑)
これは、善意の傘というものだった。
この時間帯は駅に人の姿はない。
暑さに負けてまだ午後3時前だというのに歩き旅はこの駅で中断だ。
電車で京都駅まで戻り、バスに乗り河原町五条で降りる。
五条大橋の近くにローソン100の店があるので買い物をする。
スーパーで買うよりこちらのほうが安いのだ。
ごぼうサラダが108円、チラシ寿司が214円、バナナ108円、サンドイッチも130円の安さにつられてたくさん買ってしまって節約といいがたい買い物になってしまったけど。
都会は安い店から高級店まで選択肢が多いから便利だね。
今日の最高気温は33.5度だった、さすがにへたばった。
2022年(R4)5月29日(日) 山崎駅 ―> 島本駅 JR営業キロ2.2Km
ウィスキー樽のベンチで15分ほど休む。
暑さでしんどい、休憩を多めに入れないと熱中症で倒れるかもしれない。
駅前のコンビニの前で若い外国人が数人休んでいた。
いま日本は観光客を受け入れていないからたぶん留学生だろうな。
彼らもこの暑さにうんざりしているのだろう。
ずいぶん前のことになるが学生アルバイトに卒業旅行について聞いたときのこと、
その学生に「いえ! 僕は完全な英語を話せるようになるまでは外国へは行きません」と返事をされて、これまた返答に困ったことがあった。
「ふーん、、完全な英語かあ」 完全な英語だろうが完全に英語を話すだろうがどちらでもよいけどね。
志は高いほうが良いとは思うが、はたして彼は完全な英語を話せるようになっただろうかと日本語さえもままならないわたしは思うのだ。
西国街道の狭い道をふうふう言いながら歩いていく。
こんなときは歩き旅を始めた自分がうらめしくなるのだった。
「ああ、あの電車に乗ればエアコンが・・・」
途中でサントリー山崎工場の前を通る。
酒を飲まないわたしには縁のない工場だ。
島本駅前に公園がある。
大きな石碑があって「楠公父子決別之所」とあった。
その近くには石像もあり台座には「滅私奉公」とある。
滅私奉公は戦時中はよく使われていた言葉だ。
私を捨て公に尽くすということだが、戦時中は「国のため死ね」というような極端な意味で使われたと思う。
ずいぶん前のことだがタクシーに乗ったら運転手が話しかけてきた、
「お客さん、今の若いもんはダメだね。やっぱり戦争にならなきゃよくならんね。」と言うのだ。
わたしは「は?・・・」と返す言葉が出なかった。
彼の理論では、戦争が起きる → 若者が徴兵される → 軍事訓練でしごかれ規律正しくなる → 日本がよくなる、ということのようだ。
そんなことはないだろうと思う。
いまのロシア・プーチンが始めたウクライナとの戦争をみればわかることだ、略奪、暴行、破壊それが戦争であり、正しく規律ある戦争なんてありゃしないのだ。
かれらロシア兵も訓練でしごかれて戦場へと送られてきたはずだ。
滅私奉公は上に立つ者にとって都合の良い言葉だ。
公は国、社会ということだろうが、実際に使われるときは上司、上官という意味で使ってしまうのだから。
島本駅に着いた。
ここにも想定水深2.2mのプレートがある。
地図を見ると淀川から1.3キロメートルしかない。
そうかそれで傘がたくさん置いてあるのか(笑)
これは、善意の傘というものだった。
この時間帯は駅に人の姿はない。
暑さに負けてまだ午後3時前だというのに歩き旅はこの駅で中断だ。
電車で京都駅まで戻り、バスに乗り河原町五条で降りる。
五条大橋の近くにローソン100の店があるので買い物をする。
スーパーで買うよりこちらのほうが安いのだ。
ごぼうサラダが108円、チラシ寿司が214円、バナナ108円、サンドイッチも130円の安さにつられてたくさん買ってしまって節約といいがたい買い物になってしまったけど。
都会は安い店から高級店まで選択肢が多いから便利だね。
今日の最高気温は33.5度だった、さすがにへたばった。