東北本線,東海道本線沿線 全線全駅歩き旅のブログ

旧東北本線と田沢湖線,花輪線,釜石線,八戸線,山田線、北上線、東海道本線、奈良線、大船渡線沿線歩き旅の記録。

三陸鉄道リアス線沿線歩き旅(9)

2021年09月24日 | 三陸鉄道リアス線 沿線歩き旅
岩手船越駅 ―> 浪板海岸駅 6.4Km
2021年9月12日(日曜日)

歩いていくと壊れかけた小屋に古い看板があった。



「名産 帆立漬」「コシタ時計店」と一緒に「新築鉄筋建 ビジネス旅館」というのがある。
『鉄筋建』というのが泣かせるなあ。

当時は木造が普通だったから鉄筋コンクリート造りの建物ということがウリだったのだな。
『洗車自由』というのもなかなかよろしい。
が、なんといっても『1500円』というのがスゴイ。

いったいいつの時代の看板なのだろうか、昭和50年代かなあ。
と、看板を見て感傷にひたるわたしであった。

釜石まで22キロメールになった。



時刻は午前10時半である、頑張れば今日中に釜石まで行けるかもしれない。

日差しは強いが気温は21度、風が無いので暑く感じる。



「四十八坂」へと差し掛かる。



船越湾が一望できる見晴らしの良いところだ。









観光案内のパネルはいったいいつのものなのか文字が読めないほど古いものだった。



この看板を見て感傷に浸るというわけにはいかないな。(笑)



青い海を眺めながらしばし休憩する。

トンネルを抜けていくと「きりきり善兵衛」というレストランがあって、その駐車場の海側に展望台があった。





「おお、これはよい景色だな」





遠くに見えるのは浪板海岸だろうな。



このレストランは海を眺めながら食事ができるようだった。

国道の下っていくと左手に波板海岸が見えてくる。





まずは波板海岸駅へと向かう。
駅への坂を登っていくとちょうど列車が到着するところだった。



これは大槌町のマンホールだろうか。



いろいろ欲張って描き込んであるねえ。

浪板海岸駅に到着だ。



わたしがまだ若かかったころは夏になると車でここの海まで遊びに来ていたものだ。
もちろん高速道路も現在のように整備された45号線も無かった、いま思うとずいぶん無茶していたものだ。

当時の駅名は「波板駅」だった、平成6年に「浪板海岸駅」に改称したそうだ。





真新しい駅舎はモダンな造りだったが窓を開けられないようで内部は熱気が籠っていて休憩する気になれなかった。



屋外に東屋があるのでそこで休憩する。

見ると「津波到達の地」の碑が建っている。





パネルを読むと22人が犠牲になったのだとある。



その場所からは海が見えるのだが「えーっ! この高さまで津波が来たのか」と驚かされるのだ。





コメント
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