入居前に、再就職支度金で解決?
企業の「追い出し部屋」って何なの?という記事があった。朝日朝刊3.24・・・ここでは、「追い出し部屋」の実態が書かれているのと、もう一つの"事実"が書かれていた。
記事によると、この部屋では、退職を拒む人を集め、まともに仕事をさせず、あきらめて自ら退職するよう仕向ける、のが会社のねらい、という・・
しかし、この部屋(部署)には、働き盛りのり30~40歳代や、特許を持つ技術者ら優秀な社員も多いという・・・
ではなぜ、
グローバル化や景気低迷で、競争に負けて利益を出せなくなった事業から撤退する企業が増えてきた。その事業の社員をほかの部署に異動させず、ただ「希望退職」を募って辞めてもらおうとする企業も多い・・・だから「追い出し部屋」に移された社員には優秀な人が多くいるという・・・
"追い出し部屋"の実態はこのようなものだという・・・
単純労働させられたり、社内のほかの部署への「就職活動」をさせられたり、評価や給与を下げられたり、業務を制限されたり・・・そして名刺もなく、電話にもでれない、社内ネットにアクセスできない、担当表に名前が出ていない・・・などなど・・・
こうなる前に、技術と人材を、有効な企業にシフトできないものだろうか・・・解雇の金銭解決と雇用の流動化の議論もある・・・
もう一つ、2013.3.25朝日新聞朝刊に、こんな記事があった。
大企業の系列切り・・・大企業の発注、1年でゼロに・・・中小企業、弱肉強食の時代・・・と
従業員20人そこらの町工場で、世界でヒットする製品を支えている。そんな国は他にない。
大企業と中小企業は車の両輪。その関係が崩れれば、日本全体が競争力を失う。・・
技術力はあっても従業員の少ない中小企業は、納入先を見つける営業活動は手薄になりがちだ。国内の大手メーカーに頼れなくなった今、「中小企業の営業力不足を補い、販路開拓を支える政策が必要だ」という・(政策研究大学院大学教授、橋本久義名誉教授)
政府は、新しい成長戦略の実行を通じて、企業の競争力が高まって欲しいと考えている。世界のどの企業にもまねのできないような製品やサービスを日本企業が開発して売れば、世界の市場で存在感が増す。日本国内の雇用や所得も増えることが期待できるという。(2013.3.26朝日朝刊)
産業競争力会議では、再就職支援金の支払いを条件に、従業員の解雇を認めるといった解雇ルールの見直しや非正規と正規の中間的な雇用形態の導入の議論もある。賃上げを確約する代わりにこうした労働者の移動を促す政策を進めるという・・・解雇の金銭解決については、安倍首相は否定?(国会答弁)しているようだが、関係の会議の中では、論議が継続されていくようだ・・・・・・いい方向くにいくように期待したい・・・
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