人事評価は、楽しい?ほんとか

人は何のために働くか物質、精神面からの仕組みづくりを楽しく考えます。

土曜日番外。評価は評価にあらず

2010-07-31 08:41:58 | 社会・経済

人事評価って何?評価・査定ではないの

社長「いろいろといわれていることは、知識としてわかります。しかし、逆らわず、わしの言うとおりにして、わしの思うことを実行すればよい。それを見定めるのが評価の真髄でしよう」

私「現実はその通りと思いますよ。しかし、会社の将来は<人>にかかっています。このことは異論はないですね。いわゆる意見を言わせない<イエスマン>ばかりでは、いざというとき何もできない、全てお伺いを立てなければ何もできない。これでは社長、会社はどうなりますか。社員を信用して、権限委譲して、社長に代わる人材を育てなければなりません。大体、イエスマン以外社員を信用していない人が多いのは嘆かわしいことです」

社長「あなたは、現実を見ていないからそういえるのですよ」

私「そうでしようか。私がいろいろと社員の方とお話しすると、随分会社のことを思っている方がおられますよ。しかし、社長の前で言えば、意見が違えば<外される>からいえない。内面にマグマのたまった方が多いですよ。社員の意見を受け入れる、そんな包容力もリーダーとして必要です。そんな時期に来ているか会社の現状ではないでしょうか」

社長「わしの前では何も言わないのは、わしが全てつぶしてしまうからなのか?何でも意に沿わないことは認めない・・・でも、心配だなぁ」

私「いままでいろいろとお話してきたこと、思い起こしてください。今こそ<意識改革>が必要と思います。下図を見てください。この図から、判るように、→の方向に年々スパイラルアップしていくことが、会社にも社員にも望ましいことです。マネジメントの観点から全て見ることが大切です」


(24)制度のポイント、その2

2010-07-27 09:19:41 | 社会・経済

付加価値の定義

社長「付加価値については、書物によればいろいろとあるようですね。どの基準に基づけばよいのですか」
私「付加価値の定義については、学説に準拠する必要はありません。会社において、社員の力に大きく期待できる効果要素を入れた独自の定義をつくればよいのです。単に会社における効果測定のための一定の計算基礎にすぎません。会社独自の管理会計の考え方、この考え方が大切です」

「ですから、社員努力要素外のものは、その基礎から外すことは当然です」

社長「あくまで会社独自の管理数字ということですね。再度確認しますかが、私の知っている会社では、売上高や営業利益、経常利益などに測定基礎を置いているところが多くありますが、付加価値を基礎とすることが最も適切ということですね」

私「そのとおりです」


土曜日番外。制度はオープンに

2010-07-24 08:33:42 | 社会・経済

Open Mind Communication

私「私は、人を活かす仕組みづくり、をメインに活動しています。特に人事制度は、その根幹が、Open Mind Communicationなのです」

社長「いろいろとビジネス書では、難しいことが書いてありますし、先生の説明でも、いろいろと言われていますが、要は、先週の土曜日にもいわれたが゜、人は何のために働くか、を心に留めて、人を見たらよいのでしょう。OpenMind Communicationも根底はそれでしょう」

私「そのとおりです。これが人事管理の当たり前のことで、当たり前のことを当たり前にする。これがなかなかできない、ただ、それだけです」

社長「ところで、評価なのですが、この人事管理の考えで行うこととなりますが、基本給と賞与では視点が異なると思うのですが・・・」

「会社の規模の大小に関わらず、人事制度の根幹は、何といっても賃金制度です。これには厄介や評価がついてきますが、下図のように整理されたらどうでしよう。要は使い分けですよ」

社長「人事評価の書物を見ると、評価項目が緻密に設計されていますし、フォーマットも細かく設計されていますが、現実、可能なのですか」

私「書物は大体は、大企業向けで、あまり気にすることはありません。評価のための評価、管理表を書いていくらの感がありますか。また、評価基準のダブルスタンダードもあります」

社長「どういうことですか」

私「評価は、制度に沿っておこなうが、実際の処遇は別の次元で行われているということです。所詮人間はアナログ発想なのですよ」

社長「いわゆる制度のための制度ということですね。経営の観点からの制度ではない、そういうことですね」

私「そうです。出来る限りシンプルにすることが肝要です。現実、幹部もプレイングマネジャーなので、そんな時間はありませんよ。あくまくで、自社の身の丈にあって仕組みづくりが大切です」


(23)制度のポイント

2010-07-20 08:13:17 | 社会・経済

①ポイントの重点は、付加価値

私「この成果給制度は、どのような理由があろうと刺激性を最優先とした刺激的制度でなければなりません。刺激が制度の本質でなければ、効果は上がりません」

社長「刺激・・付加価値t額を測定単位とすることですね」

私「以前に申し上げたとおり、付加価値の重要性を社員全てが意識して日常業務に励むことです。下図を参照してください」