もし会社が社員に利益(祖利益)の70%を還元したら
労働分配率は70%???
愛知県にあるスーパーチェーン、競争の激しい流通業界にあって、「パートナー(従業員)第一主義」を
掲げ、従業員の表情も明るい・・・という。
同社では「従業員はファミリー、"家族"で分けるお金を人件費と称して切り詰めるのは変です。うちは
福利厚生費も含め祖利益の70%近くを還元しています」という。
さて、気になるのは配分、査定であろう。
同社では、査定は健康を重視しているという。筋力がアップすればプラス査定になる。その査定表には
笑顔の写真添付を求め、笑った表情が不自然、といった異変にもすぐに気づいて相談に乗る仕組・・・
6か月に一回の社員総会「パートナー総会」では、「従業員はファミリー」この精神を繰り返し直接伝うているという。
職場が楽しければ、人は自発的に動き、どんどん成長する。「そこが機械とは違うんです」という。
1892年創業。小売業を始めた1945年から無借金経営。従業員はパートを含め650人。昨年度の売り上げは
186億円。地元では支持絶大という。
成果主義がはびこり、はるか昔に忘れられた「日本的経営」の良い面が生かされているような気がする。
むつかしい理論や、デジタル思考、また、制度のための制度づくりが横行している?時代に、人は何のために
働くか、の原点を見るような気がするのは私だけだろうか・・・