not uncommon but indescribable (photographs)

趣味で撮った写真など、徒然なるままに投稿しております。

【 もう先週のことですが 】

2009年11月29日 | 出来事

大阪ニコンサロンに小林のりお「アウト・オブ・アガルタ」展を見に行く。
(写真展に行くのは久しぶり…)

日常、どこにでもあるような被写体をデジカメの精緻な描写で写した作品は
人間が始めて写真に写されたものを見たときと同じ様な驚きを与えてくれるようだ。
「写る」ということの根源的な価値がそこにはあった。

80年代から90年代にかけて、写真雑誌を見ても変に小細工を弄した作品ばかりで興味がわかず
自分自身も(経済的にも時間的にも、さらには精神的にも余裕がないこともあって)
殆ど写真を撮らない時期があった。

そんな時期、小林のりお氏が多摩地区開発の情景を撮影した「ランドスケープ」シリーズは
写真がもっている写真そのものの力で表現されたほとんど唯一の作品だったように記憶している。

自分もあんな風な作品が撮りたい、と思って20年以上が過ぎたが
未だ試行錯誤続きで実現しないままである。
コメント
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