スーパーももちゃんはミスうちゅうかん

サザンファンの介護福祉士です。阪神の糸井選手と同じ誕生日なのでこのタイトルになりました。

すぎもとまさとさんの「吾亦紅」

2008年01月30日 21時25分25秒 | いつものお話
昨日NHKの歌謡コンサートを見た話を書いたが、今回はすぎもとまさとさんの「吾亦紅(われもこう)」の話を書きたい。

すぎもとさんは杉本真人の名前で作曲家として活躍しており、代表作に「お久しぶりね」「今さらジロー」などがあります。

昨年リリースした「吾亦紅(吾亦紅)」は団塊世代の人に人気となり、NHKの歌謡コンサートにも取り上げられました。

「吾亦紅」は遊佐未森さんのアルバム「モザイク」に収録されている組曲「ランケージ・オブ・フラワーズ」の「われもこう」という12弦ギターのすがすがしいメロディーのイメージが強いですが、この曲はまったく逆です。

そして「吾亦紅」とはこういう花です。

この曲はすぎもとさんが母親を亡くした経験を友人でもあるちあき哲也氏(矢沢永吉の曲を書いた人でもあります)の詩に曲をつけたものでもあります。

この曲を初めて聴いたのは昨年加山船長を見るために見た「歌謡コンサート」でした。

この曲を初めて聴いたとき、当時光市で起きた母子殺人事件の裁判のニュースがあって、被告の男は子供の頃に父親に虐待を受け、母親の自殺が事件の背景だといわれていたのですごく心が痛くなりました。この主人公同様私も離婚しているし。

そして団塊世代に受けた曲といわれていますが、団塊世代は自身が競争社会で育ったせいもあり、子供を引きこもりやニートに追い詰める傾向が強いとも言われています。飯島愛さんの自伝でも家族としての機能が全然出来ない家庭で育った子供時代について親戚がお受験の勝ち組だったために何かにつけて抑圧し、アニメの映画を見に行くことでさえ禁じ、虐待まがいの体罰でしか子供に接することができない父親と体面ばかりの母親との確執があったと述べています。ホリエモンも父親とうまく行かない子供時代を送ったといいます。私の同級生連中にも親とうまく行かないとか親のロボットにならざるを得ないとか対面ばかりの親との確執とかいろいろ見ているし、先生の中には駄目な子は人間扱いしない人ともいて、人間不信になったこともあります。こういう書き方をすると誤解を招くのですべてがそうではありません。

私が一番言いたいのは尊属殺人の増加や凶悪犯罪や政治家のエゴとか許せないことがたくさんある中でこの歌をあえて歌ったすぎもとさんに拍手をしたいです。

そして、すぎもとさんありがとう。
コメント (2)
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