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LED照明の良いところ

2011-08-21 23:17:11 | IT・LED・仕事

さて、LED照明・・・LEDの良いところ  &問題点

【省電力】
何といっても、同じ明るさで消費電力は、白熱電球の1/8~1/10、蛍光灯の1/3~1/2、水銀灯の1/3~1/4ってところでしょうか。
白熱球は、電気を熱に変えて発熱→発光、蛍光灯は電気を水銀ガス内で放電→紫外線発光→蛍光塗料で可視光線に変換
といった工程で光が出ますが、LEDは電気エネルギーを直接光に変換するので、同じ光量で消費電力が少ないのです。
省エネ、電力消費削減がさけばれる今、もってこいの照明です。
当然、発熱も少ないので夏場の冷房効率も良くなります。
屋外でのイベントなどでは、発電機の容量をセーブできますし、電池を使う懐中電灯やヘッドライトなどには最高です。

【長寿命】
LED発光素子の寿命は4万時間とか5万時間とか・・・
つけっぱなしで4~5年、1日8時間点灯なら14年も使えることになります。
実際には、LED発光素子より周辺の電子回路が先にヘタることがあるようです。

【瞬間点灯・消灯】
LEDは、文字が流れるディスプレイにも使われるように、瞬時に点滅ができます。
水銀灯などは、点灯に数分かかりますので、小まめな消灯、点灯ができません。
水銀灯を多用するガソリンスタンドや工場で、こまめな消灯ができれば、省エネにもつながります。

【色々な色】
白熱電球のようにレンズやカバーに色づけしなくても、LED素子の違いや組合せで、照明そのものからいろいろな色が出せます。
色付けしたレンズやカバーは、フィルターですから、透過させる色以外の光を吸収する・・・、すなわち発光した光源の光を吸収して熱にしちゃってるんです。
LEDは、効率よく色々な色を発光しますので、装飾やイルミネーションに使いやすい素材です。

【虫が寄って来ない】
虫は紫外線に寄ってきます。
蛍光灯や水銀灯は、紫外線満載。
白熱電球は、赤外線が多いんですが、紫外線も含まれます。
LEDは紫外線や赤外線を出さず、可視光線のみで発光出来ますので、虫も寄って来ないし熱くもなりません。

【環境にやさしい】
蛍光灯(電球型蛍光灯を含む)、水銀灯は、水銀ガスを使っています。
これが廃棄時に問題になります。
水銀は環境汚染物質ですから・・・
LED照明は、環境汚染物質を使っていないので、廃棄時も安心です。

と、良いとこをあげさせてもらいましたが、難点を少々

【熱に弱い】
LEDは半導体ですので、基本的に熱には弱いです。
50度くらいまでの動作温度でしょうか・・・
温度が高いと寿命も短くなります。

【直流駆動】
LEDは直流駆動ですが、商用電源(家庭用電源)は交流です。
なので、家庭用のLED電球や蛍光灯型LEDチューブには交流(AC)→直流(DC)に変換するDC電源が入っています。
LEDの消費電力は白熱球の1/10とか蛍光灯の1/3とかいいましたが、本来LEDの発光素子の効率はもっといいんです。 DC電源の存在が、消費電力を増やしています。
DC電源は発熱します。
LED電球の根元部分のアルミのヒダヒダや、直管蛍光灯型のアルミカバーは、DC電源の放熱のためです。
しかも、DC電源は電子回路・・・、寿命・故障率に直結しています。
LED発光素子の寿命は4万時間でも、他の電子回路の寿命が短ければ、結局故障になります。 しかもローコストDC電源に使われている電解コンデンサは熱に弱い。
なので、本来LEDは直流電源である電池・・・、懐中電灯や車載で使うのに最も適しているのです。

【調光】
リビングや寝室にある調光照明器具・・・、LEDには不向きです
AC側の電圧/電流を制御しても、LED照明内にあるDC電源は既定のDC電流をLEDに供給するように頑張ります。 なので、調光は効きません。
AC側を抑え過ぎて、DC電源が頑張りきれなくなると、不安定になり、消灯します。
調光器対応のLED電球もありますが、高いです。
調光器対応型には、入力(AC)側の調整のされ方を監視しながら、DC出力電流を変えて光量を変化させるICが使われています。

ちょっと、いろいろ書き過ぎました。
でも、書き忘れもあるような・・・・・
ま、今日のところはこのへんにしといてやろう・・・





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