埼玉県平和資料館をめぐって「指定管理者制度」導入や展示のリニューアル、運営協議会の再編などの議論が、県民はもとより運営協議会委員自身にも伏せて行われていた問題で、「埼玉県平和資料館の充実・発展を求める県民アピールの会」は２月２１日、市民集会を開きました。
集会では、８日の運営協議会が非公開になったことについて傍聴者が抗議したところ流会になったことや、県の「平和資料館のあり方に関する検討報告書」の問題点について議論しました。
議論の中で、自衛隊のＰＫＯ活動など平和資料館の精神に反する展示が狙われていること、県民意見を取り入れた運営協議会をなくそうとしていること、館長を置かずに県の広聴広報課長が責任者を兼務するとされていることで同館の独立性・自立性が損なわれるおそれがあることなどが話し合われました。
同会は、今後の運動として「県民アピール」署名をさらに広げて行くとしています。
【出典参考】２０１３年２月２３日付け「しんぶん赤旗」
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