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「沖縄県民はごまかしとゆすりの名人」--米国務省部長が暴言

2011年03月09日 | 国際・政治

前沖縄総領事であり、現在、米国務省の日本部長であるケビン・メア氏が昨年12月3日、米国務省内で行った講演で、「沖縄県民はごまかしとゆすりの名人」などと侮蔑的な発言を繰り返していたことがこのほど明らかになりました。

報道によれば、メア部長は、「日本人が言う“合意”とは、ゆすりを意味する。沖縄の人々はごまかしと(日本政府に対する)ゆすりの名人だ」などと暴言をはいていたというもの。

さらに、米海兵隊普天間基地「移設」問題では、「(普天間は)もともと田畑のなかにあったが、今は市街地のなかにある。なぜなら、沖縄県人が米国施設の周辺の都市化と人口増加を許したからだ」と述べ、国際法に違反して、民有地を取り上げた米軍の責任は棚上げして“基地の周りに住むほうが悪い”とでも言うような認識を示しました。

また、普天間基地が「世界一危険」だといわれている点について、「私は、特別に危険だと思わない」「福岡空港や大阪の伊丹空港は同じように危険だ」などと述べ、米軍機による騒音や墜落の危険など軍事基地に固有の特別の危険を度外視した認識を示しました。
一方、枝野幸男官房長官は7日の記者会見で一旦は、「一つひとつの発言について確認する必要はない」として、米側に照会しないとの考えを示しましたが、あまりの批判の大きさに慌てたのか、同日午後、ルース駐日米大使に電話で「万一報道が事実なら、オフレコかどうかにかかわらず、極めて不適切だ。沖縄県民のみならず日本人の心情を傷つけるもので容認しがたい」と抗議しました。これに対しルース大使もさすがに「この発言は米国政府の見解を全く反映していない」などと釈明。「報道で沖縄県民の心情を深く木津つける深刻な事態になったことは、極めて遺憾だ」、「今回の報道で生じてしまった状況を克服すべく、誠心誠意努力したい」などと述べたと言います。ただ、枝野幹事長には駐日米大使を官邸に呼びつけなかったことに批判の声も上がっています。

沖縄県民の強い怒りが拡がったのはもちろん、沖縄県議会も8日、「侮辱的発言は許せない」とした抗議決議を全会一致で可決。那覇市議会、浦添市議会なども同趣旨の抗議決議を上げ、厳しく批判しています。

【出典参考】2011年3月8日・9日付け「しんぶん赤旗」など

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