小さな栗の木の下で

保護犬のミニチュア・ダックスを引き取り、
小型犬との暮らしは初めて!という生活の中で、感じたことを徒然に…。

ブナ、ピ~ンチ!その1

2012-11-04 | 犬&猫との暮らし

 2日(金)、夕方から社史の打ち合わせがあって出かけ、8時半頃帰宅すると、ブナがリビングの入り口に突っ伏し、動かなくなっていた。
 抱き寄せると下半身がオシッコで濡れており、ぐったりと目をつぶっている。揺り起しても意識が混濁した状態。自力ではとても立ち上がれず、されるがままだ。

 濡れた下半身を拭いてやり犬布団に寝かせ、しっかり閉じた瞼を開けて見ると、なんと、もう死んでひからびたような目になっているではないか!
 左目など眼球が見えず、白濁して何が何やら分からない状態だった。

 意識は戻ったものの、朦朧とした様子でぐったりしている。もちろん水も飲まないし、エサも食べない。こりゃ、いかんと思って、妹を呼ぶ。妹にも、ブナの閉じた目を開いて見せると、途端に険しい表情になった。

 トチのように、このまま逝ってしまうのかと思ったら、涙が溢れて来たのだけれど、ピッコイが逝ったばかりだったので、何となく覚悟している自分もどこかにいて、私は空虚な一本の棒のようになってブナに寄り添っていた。

 粗相をしたまますべって転び、起き上がれなくなったとしても、この目は一体どうしたのだろう。おそらく水も飲まずに突っ伏したままだったのだろうから、とにかく水分を身体に入れてやらなくちゃと思い、シリンジで水を口に入れると、水皿からは飲まなかった水を飲み込んでいる。

 よかった。水皿からは飲む余力がなかったのだろう。

 寝袋を用意して、ブナに添い寝する。うとうとしかけると、ブナがときどき体位を自分で変えていた。そのたびに起きて手助けをし、朝を迎えたのだった。


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