小さな栗の木の下で

保護犬のミニチュア・ダックスを引き取り、
小型犬との暮らしは初めて!という生活の中で、感じたことを徒然に…。

16、7歳くらいの血管といわれたカヤ

2018-02-28 | 犬&猫との暮らし
27日は、月に一度のカヤの診察日。
カヤの体重8キロ半。
腰骨がゴツゴツと浮き出て見えるようになってしまいました。

森井先生は「急激に痩せたわけじゃないので、
高齢化現象だと考えていいだろう」との見解でしたが、
「内臓疾患も疑って、そろそろ一度血液検査をしておきましょう」
ということで、採血することになった。

最近、いつ血液検査をしたか聞かれたのだが、
正確に覚えていなかった。去年の夏だったかな。

それまでは春夏秋冬、3カ月に1度の割で、
ALB値を測定するために検査してもらっていた。

ALB値が0.1上がった、下がったということに一喜一憂し、
少しでも下がれば、心配性の酒井先生から
「内視鏡検査をすれば、何か病変は発見されるはずで、
一度ALB値が低下すると、そこから上げるのが一苦労なので、
下がり始めたら、早めに手を打たなくてはなりません」と
検査のたびに釘を刺されていた。

ALB値を上げるのには本当に苦労したし、
ステロイドや免疫抑制剤の断薬にも気を使ったので
酒井先生がおっしゃることはよ~く分かる。痛いほど分かる。

ただ酒井先生の打つ手を聞くと、どうしてもステロイドと
免疫抑制剤の投与に限られてしまうようなのです。
漢方薬とかホメオパシーとか他の選択肢や、
食事療法も含めて、予防的な処方箋が乏しいのが心細い。

ALB値が低下しても、今となっては
酒井先生に治療を委ねきれないのだとしたら、
そちらで血液検査をしても意味がないのではないかと思い、
3カ月に1度の採血もしなくなってしまったのでした。

確かに増悪期にはステロイドが有効で、
森井先生もステロイドを投与すると思うけれど、
それと並行して、ほかの処方の引き出しが多いことが
遠くても通う理由のひとつなのだ。

そして、いざ久々の採血という段になって、
カヤの右前肢には、血管が浮き出てこなくて、
なかなか採血できない。見ていてハラハラしました。

酒井先生が、カヤの首から採血していたのは、
前肢から採血しにくかったからのようです。

森井先生は「この浮き出してこない血管からすると、
カヤちゃんはもっと歳かもしれませんね。
まるで16、17歳の犬のような血管です」と言うので、びっくり。
続けて「眼だけ見ていると20歳くらいに見えるけど」などと言うので
さらにびっくりしてしまった。

ええええーっ! 16、7歳? 
繁殖犬として酷使されて、そこまで長生きできるのかなあ。

眼はもう機能を破壊してしまったのだから、
どんなに高齢犬に見えても当然かもしれないけれど、
16、7歳と思われるまでに、血管もヨレヨレだったのか……。

それでも、こうして何とか維持しているのだから、
大したものだという。

聴診器を当てれば、確かに心臓の機能も低下しているようで、
血液検査の結果によっては、薬剤の追加を考えなくてはいけないらしい。

「心臓疾患だと、あっという間に逝ってしまいますからね」と先生、
「苦しい闘病がなくて、カヤさえ楽なら、それはそれで仕方ありません」と私。
先生は「そうですね、ピンピンコロリが一番ですね」と言い、
「私たちだって、いつどうなるか分かりませんからね」と笑った。

そりゃ、そうだ。
最近も病気には縁がなかったという
俳優の大杉漣さんが急逝された。まだ60代である。

どうなるか分からないけれど、私はやはり
きちんとカヤを看取ってから逝きたいと思った。

検査結果は翌日の午前中に出るとのこと。
2月中、カヤのおなかの調子が不安定だったから、
ちょっとドキドキだ。ALB値が心配。

そして、血液検査もしたし、免疫力をあげる皮下注射も打たれたし、
今日の診療費はいくらだったろうと、こっちもドキドキだ。
あれやこれやで3万4500円超、うぇ~ん、厳し~い!

コメント
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