小さな栗の木の下で

保護犬のミニチュア・ダックスを引き取り、
小型犬との暮らしは初めて!という生活の中で、感じたことを徒然に…。

ボッチの配慮

2014-10-23 | 犬&猫との暮らし
「ボッチの死を元飼い主さんに伝えられないでいる」と書いて
1時間もしないうちに、元飼い主さんから電話があった。

「えっ? 今、更新したばかりのブログを読んだの?」と聞いたら、
「昨日の分かしら。今日のは読んでいないわよ」と彼女。

彼女は、バタバタと忙しくしていた日々が一段落し、
半年ぶりくらいに私のブログをのぞいたところ、
いきなりボッチのことが綴ってあって、驚いたというのです。

そして「知っちゃった以上、知らん顔もできないし、
ミホさんはなかなか言えないだろうから、
私から電話しようと思って電話したのよ」と言った。

それから2人で言い合いました。
「これはボッチが知らせてくれたのね」って。

ボッチだって早く知らせたかったのよね。
カラスにやられそうになっていた赤ちゃんだったボッチを
拾って育ててくれた人だものね。

ボッチ、ごめんね、幼少期の育ての母にすぐに知らせられなくて。
ありがとう、ボッチ。
知らせることができて、少し気が楽になったよ。
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告げられない思い

2014-10-23 | 犬&猫との暮らし
猫は猫の形をもった〈いのち〉、
犬は犬の形をもった〈いのち〉、
馬は馬の形をもった〈いのち〉、
ゴリラはゴリラの形をもった〈いのち〉、
人は人間の形をもった〈いのち〉、
たまたま違う〈いのち〉の形を持って生まれてきただけ。

もし人の医療に携わっている医師が
運び込まれてきた重篤な状態の患者を見て、
うろたえながら付き添ってきた家族に向かって
「ああ、これはもう死んじゃうね」などと軽々に言ったら、
きっと問題視されることだろう。

あの獣医は、
動物相手だから許されると思っているのだろうか。
それとも日頃、自分を主治医にしていない患者だったから、
ぞんざいに扱ったのだろうか。

ボッチの元飼い主さんは、
私がボッチを引き取ったことをありがたく思ってくれ、
毎年高価な果物などを送ってくれてきた。

彼女にもボッチの死を報告しなければ、と思うのだけど、
あの病院でのボッチへの対応を思い出すと、
彼女の感謝に応えてあげられなかったという
申し訳なさがこみあげてきて、
まだ伝えられないでいる。
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