2009年7月21日~22日、東京茶業会館8階(東茶協ホール)において、
第39回「東京都優良茶品評会」の審査会を開催されました。
この品評会は、全国の各生産地の問屋さんより出品された仕上げ茶を、
プロの目と舌で慎重に審査するもので、
独立行政法人 農業生物系特定産業技術研究機構 野菜茶業研究所
茶業研究監 吉富 均氏を審査長に、各機関・産地の審査員を
お迎えてして行われました。
この品評会では、特にお茶の味を大切に考え、
滋味⇒水色⇒香気⇒外観の順に審査を行います。
「滋味」の審査で上位になった順番で並べて「香気」の審査をする為、
色や形にとらわれない消費者の立場に立った審査ということで
全国より注目されています。
出品された煎茶は、値段によって次の3つのクラスに分けられ、審査されます。
●都の華(上級)
●都の誉(中級)
●都の香(並級)
今年は各産地の茶問屋さんから、「都の華の部」45点・「都の誉の部」45点・
「都の香の部」33点の出品をいただきました。
この品評会の審査員は、お茶のプロであることはもちろんですが、
消費者の方々に日頃接している方が多く、味本位・お客様本位の
評価が出るため、上位入賞茶が、とりもなおさず、おいしいお茶であるともいえます。
(味の嗜好には個人差があるので一概に「おいしいお茶」という定義は難しいですが・・・)
そのお茶の入札販売会が先日行われ、もうそろそろ落札したお茶屋さんの店頭に
その一品が並ぶことかと思います。
では、このお茶がどこで買えるのか?と言いますと、
「大手スーパー、有名百貨店などで買えますよ」と言いたいところですが、
実は、入札会に参加できる入札資格者は、
「東京都茶協同組合の組合員」及び
「日本茶業関東地区協議会各団体長の推薦者」という基準があります。
ですので、ぜひともこの機会に東京都茶業組合加盟店にお越し頂きたいと思います。
あなたの地域のお茶屋さん
いろいろなお茶があり、それをを入札したお茶屋さんはそれぞれ違います。
同じ値段でも、まったく違う味でそのお茶屋さんの好みを知れる
この時期だけ楽しめる楽しみ方です。
各お茶屋さんごとに数には限りがございますので、お早めにお問い合わせを
頂ければ幸いです。
で、なぜ青年団が?と思われるかも知れませんが、青年団からも数名
審査に参加を致しております(3名/26人中)。どこぞの政党ではありませんが
<若手の声>も反映されているこの品評会茶。
コメント欄でも結構ですので感想なども頂けると幸いです。
よろしくお願いいたします。
秋の夜長においしいお茶がありますように・・・
次回予告
『お茶のマーケティングリサーチ機関(東茶青内部有志)
「サムライわかめ産業」の活動報告』です。
お楽しみに・・・