海山倶楽部

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オクカン 脳震盪編 その2

2013年02月20日 | スキー

脳震盪を起こして何が大変だったか!?

それは、見ているもの感じているもの味わっているもの全てに、一言で言えば
臨場感がないことでした。

全ては感じているのに、そこに居ることを感じないと言い換えても良いです。

しかし、目覚めてからすぐの時は感じます。
寝ぼけている時に、意識がハッキリしているというとおかしいですが・・・

ゆえに、見ているものや感じているものを疑うようになります。
それが非常に疲れるのです。
例えば、時間を気にします。
やっていることと時間との辻褄が合っているか!?
また、見ているものが合っているか!?
などなど・・・

見ているものが、自分の空想ではないか!?
と疑うのです。
それが破綻していないかどうかを確かめようとするのです。
例えば、食堂で料理を注文したあとに来るのが遅いと
それだけで体から抜け出た魂が空想していて本当の私は、どうなっているのか!?
という不安にかられます。
だから、ちょっと注文したのが遅いとかのつまらないことで自分が追い詰められる感じでイライラしたりしてました。
また、実感がないので、ひょっとして飛び降りたら!?とか飛び込んだら!?とかの
夢から覚めたいという欲求が出てきたりします。

電車に飛び込む自殺って沢山の人に迷惑をかけて家族にもJRとかから費用を請求さるし・・・
って思っていたけれど、自分が駅のホームに立ったら飛び込むかもしれないという恐怖で駅に近づかないようにしました。
自分が通勤、通学で駅のホームに毎日立たなけれえばならなかったらヤバかったです。

そういうのが、起きているあいだ、ずっと続きます。
だから、寝ている時が一番休まる時だし、起きると我に返ったように生きている臨場感を味わえるので寝るのが好きになります。
逆に、起きて仕事をするのが非常に苦痛になります。

私は、起きてすぐの臨場感があるときに、自分に対しての手紙を書きました。

今、見ているのは現実だから大丈夫とか駅のホームに近づくな、とか
仕事は出来るだけ1週間は先送りにしろ、とか
自分に対しての注意書きです。

その頃は、この曲を聴くと妙に落ち着きました。
昔から聴いている曲で落ち着くのを聴くのも良いですね。
また、この曲の出だしに
Let's stop this pretendingってフレーズがあります。
装うのはやめにしよう!って意味ですが、
自分が見ているものが装っているようで、臨場感のある真実が見たいという欲求があったようです。

もし、私のような状況の人が居たら、出来るだけ入院するようにすることです。
ただ、私の場合のように担当医が後遺症について理解がない場合は、入院させてくれません!

私は、仕事をしてましたが、人に任せる仕事の指示ばかりで、自分ではほとんどやってませんでした。
自分の仕事は、とりあえず1週間先に先送りしました。

2月7日(木)に、神戸大学の脳神経外科でも診てもらいました。
手のしびれがないかとか聞いただけで、異常なしとの判断でした。
しかし、現在の症状を話すと心療内科に行けとの指示で、心療内科では
明日になるとか言われて、それを早くするようにお願いして2時間後に診たら
今度は・・・って感じでたらい回しにされました。

2月10日(日)に自動車の運転も再開しました。
最初は、自動車の講習車のようにトロトロ走ってました。
しかし、その日に、半年ぶりくらいに嗅いだニオイで目が覚めたっていうか
そこにいた場所は、急に臨場感が出てきて戻ってきたという感じでした。

その翌日の11日(祝)には、坂本さんとスキーに行きました。
休み明けには、先送りにした仕事が待っているので、回復度合いを確かめるためです。
スキーを出来るくらいでないとまだ仕事は無理かも!?って思ったからです。
大阪から来た坂本さんと、ながさわで待ち合わせをして、うどんを食べて出発しました。
朝6時です。また、オクカンに行きました。前回、私がレンタルショップに忘れていたスキー板やストックを取りに行くためです。

この坂本さんとのスキーが私には非常に有意義でした。

坂本さんの友達で、原付バイクでヘルメットをしてなくて転倒して頭を打ち、外傷らしいものはなかったのに
1年くらいの記憶をなくして奥さんの顔を見てもわからない状態になった人の経験を聞きました。

自分は、死んでいると思っていて、今、見ているものは魂が見ているものだという感覚だったようです。

また、その送られた病院の先生が、そういった症状に詳しくて坂本さんたちに説明をしてくれたそうです。
その症状というのが、上で私が書いたように臨場感がなくて夢なのか現実なのかわからない症状だということでした。

それを聞いて、私は、安心しました。

ネットで調べても、その症状について詳しく書かれていなかったし、
アメリカでは、脳震盪後症候群としてメンタルケアがされているようですが
日本では、私の行った病院のように脳神経外科の先生がその症状について詳しくなくて
痺れがなければ大丈夫、もし、そんな症状が出れば精神的なものでしょう!?
っていう理解しかできないことが残念でした。

脳震盪の区分けとして、外傷を負った後に、意識をなくした時間によって程度を分けていますが
脳震盪前後の記憶をなくしたかどうかによっても分けるべきだと思います。

ただ、打っただけで痛いだけで終わる場合と、その前後の記憶をなくした場合では
後遺症が全く違ってくることを診察する先生が理解するべきだということです。

私が受診した先生は、そういうことを知らなかい上に理解もなくて、患者の私が、かなり気分的にしんどい思いをしました。

最初は、脳細胞が寝ているうちに回復するから起きたすぐは臨場感があり疲れてくると臨場感がなくなってくるものだと思っていたけれど、
実際は、起きてすぐは寝ぼけていて見たものをそのまま受け入れていたけど、
起きて頭が回転してくるとその見たものを疑うように頭が動き出して
見たものを自分が想像して作っているものだと思うようになる。
それが癖になって、その癖が抜けるのに時間がかかることがわかってきました。

11日のスキーは、その疑うような余裕もないくらいに、つぎつぎと会話があってスキーも滑るのを教えてもらいながら滑ったので、
その日一日、臨場感が一日初めて持った日でした。

お陰さまで、これで自信がついて、翌日からの仕事もこなせるようになりました。

坂本さん、ありがとうございました。


11日の坂本さん
前日にタナベスポーツにヘルメットを買いに行ったそうです。


私も9日(土)大阪のタナベスポーツまで行って
ヘルメットを買ってきました。
11日、万場の方で、端っこの未圧雪のところを滑っていいたら
降雪で雪面が見えにくいと思っていると端が想定外に盛り上がってるのが見えなくて
いきなりジャンプ、そして着地地点がゲレンデサイドの樹木で、降りると同時に木に激突して
ヘルメットを損傷しました。
ヘルメットをしてなかったらヤバかったです。
また、反射神経もまだ完全に戻っていないかもしれないということで、今週の14(木) 17(日)
もスキーをやめてゆっくりしていました。
ずいぶん寝たので、かなり回復した感じです。

実は、9日には電車で大阪に行ったのですが、停止する駅の看板が気になります。
前後の駅の表示が気なるんです。
行きは新快速で止まった駅の前後の駅は、すぐに想像がつきました。
帰りは快速だったので停止した駅の前後の駅まですぐに浮かばなくてしんどかったです。
特に六甲道の三宮寄りの駅で灘が出てきますが、私は、灘ってもっと大阪寄りなイメージだったので私の空想が破綻したと思って
かなりガッカリして家に帰って確かめてみてホッとしました。
9日では、まだそんな状態でした。

しかし、10日の久しぶりに嗅いだニオイと、11日の坂本さんとのスキーで急速に現実感が出てきて気が楽になってきて回復しました。

こういったように戻り出すと急に良くなるようです。

ネットでも、この脳震盪の後遺症についての詳しい記述が少ないのと
私にように脳震盪後遺症に悩まないようにという思いから詳しく書く事にしました。
これを見た人は、友達、または本人が私にような状況になった場合、参考にされると幸甚です。

また、最後になりましたが、心配して電話とか来てくれた、ぐったん、マコちゃん、たけちゃん、大前くん、原さん、他の皆様

ありがとうございました!

昨シーズンまでの2シーズンで、34日
今シーズン14日目、スキーを始めてから48日目になります。
昨シーズンまで2年は、雪も多かったですが、今年の兵庫の雪は少なめです。
だから、バーンも締まっていて固めです。
最初の頃は、転倒しても大したことなかったのに、最近は、スピードも上がってきているのと
バーンが硬いので注意が必要ですね。

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