2016/12/15 記
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ビッグイシュー誌の販売員Aさんから、茅ヶ崎分を買い込む。350円/冊で買うので、交通費は損をする。カレンダーが2冊。これがAさんへの実質的な越冬プレゼントとなる。1,000円/冊。これも定価購入。
使い捨てカイロをかためて購入した。茅ヶ崎・辻堂は駅前路上生活者がいなくなった。彼らは公園と**にいるのだが、25日以降の深夜、徒歩で近隣地域を巡回配布する。カトリックを中心としたひとたちが、炊き出しや巡回をやるが、私のは勝手連
。体調をみてカイロを提供し、緊急連絡先の携帯番号を伝えて歩く。それが終れば、協力者に電話。山北ミカンがもらえれば、横浜寿町の越冬委に持ち込む。
私の年末個人活動だが、今回Aさんと交渉していて、また困ったことが起きていることに気がついた。彼と次号の受け取り日の調整をしていたのだが、彼は糖尿病であり、両足の親指に影響が始まっていて、連日の立ち販売できなくなっていた。卸管理者が医者なので、治療を受けている点はいいが、聴力が急に落ちていて、対話にならないことに愕然とした。筆談を始めたが、前から気になっていた学力、漢字の読み、4桁の筆記足し算がおぼつかなかった。経験的には彼は発達障がいのタイプではなく、全般真とに遅滞が見られるが、社会経験によるものに見える。話を聞いても、自己の経験は深い闇の中に埋れてしまう。
今後のことについて、炊き出しが終った頃、寿町に彼を訪ねて、販売員を続けられるかどうか、行う場合、日時と場所を類型化して約束事を作り音声対話は減らしていくこと、寿町の医師と連絡を再開することにした。
しかし思うのだ。彼は私より数歳年下だが、彼が社会格差となるほどの学力習得の場がなかったことに背筋が寒くなる。私が以前、識字学級や夜間中学の教育ボラ、そして長期入院塾生への学習補間をしていたことからも、機会の不平等はあるのだし、ひとりの学習ほど強い意志が必要だと痛感する。
辻堂で亡くなったYさんの眠る藤沢市の無縁墓を、今年は早いが花を添えて今年の区切りにしてきた。飛び込み自殺した**君は夕闇の事故現場。
今年は冬期講習テキストを改訂する仕事はあったが、冬期講習講師の職はない。寂しさ漂う年末となっているが、一区切り。
明日は「金曜災害ミニカフェ」のやり直しの会だ。先週、予約制度のないサポセンのいつもの部屋が他団体に先に押さえらえて、押し出された結果だ。やることは、やる。
12/18父の3回忌だが、その後、懇話会ゲスト候補者に面会する。前回の牧秀一さんもそうだが、今回の**さんもまた見えている方なので、縁起が悪いなどと言っていられない。マイナーなテーマだが、生きている。他領域の方も耳を傾けてくれることを願う。針の穴から空を覗く、そこに絆がある。
夜間傾聴:開店休業
(校正1回目済み)