湘南オンラインフレネ日誌

フリースクール湘南オンラインフレネの地域学習活動・就労支援活動の実践試行を書き溜めていきます。

青少年就労支援ネットワーク静岡の静岡方式の講演を聴かせてもらいました

2009-08-31 08:16:07 | 引きこもり
投票場は朝から列が出来ており、投票率の高さを感じていたが、帰宅後のニュースで69%台と、その感覚の正しかったことがわかった。

今回の選挙は「自民おろし」選挙であり、結果民主党が政権を取ることになると予想されていた。民主党300議席オーバーと政権交代という、確かに歴史的なことには違いないが、私にはすっきりしていなかった。

各党のマニフェスを読んでみて、子育て支援の話は出てきていても、高齢者介護の緩和についての政策がほとんどないからだった。父の教育(検査)入院の即日破綻と後始末のダメージが、これほど破壊的なものとは、我ながら思っていなかったから、救急のシュートステイ3泊4日が決まっていなかったら、どうなっていたかと寒気がする。私が変則的な夏期講習補助仕事を取りやめ、引き上げなければならないことになれば、引きこもり青年の厄介払い論議の火が復活する。火消しチームを支援活動の背後に走らせておくことがきつくなってしまうところだった。

母は小さいながらも家業の6割以上を支えている。私のように社会活動に走っているものは、いわば放蕩息子のようなもので、父の家庭運営脱落の結果の孤立を抱えてもいた。一家の生業を支えるほどの規模ではないささやかな仕事だが、私のように契約講師の不安定さを考えると、やめるわけにはいかなかった。

その家族の見通しを父の衰えと身勝手がさえぎった。おしめ排出を受容してくれたなら、介護がどれほど楽だったろう。交換時の体重との格闘はあるものの、日程が組めるからだ。今回の騒動は、その実現の可能性を微塵に砕いてしまった。

しかしひどい話だった。2週間、土日を除いて連日講座に出ることと、指示に従わない患者は家族が連日泊まりこめと言い切った。そして抑制を承諾せよと押印を迫った。そして翌朝の強制退院。家族の都合の欠片もない始末だった。父の履いていたパジャマ・ズボンの前側は力任せに引きちぎられており、医師の説明のように「排泄には関係ない夜間せん妄の幻覚」とは様相が違っているのだった。後日わかったのだが、17時ごろ、父を訪ねた父の宗教団体の信者さんのお見舞いには、正常に歓談していたというのだ。とするなら、問題が起きたのはそれ以降ということになる。

介護タクシーを頼んで、父を自宅のベッドに横たわらせて、私は巡廻指導に出かけた。母を残してしまった。それが母の孤立感へとつながったのだと、今になって思うのだ。むせるような尿の悪臭が戻ってきた。おむつ受容の協力を一切しない父が、いつこけるかわからない伝え歩きをして、部屋中尿を撒き散らし、転倒を繰り返している。母は自分の余生を介護に埋もれさせられるのは嫌だと怒りを募らせ、身を蝕んでいる。今回の胃のダンピング(逆流)と嘔吐は薬を飲んでも突然起きてしまう。だからケアマネさんが急遽動いてくれたのが救いになっていた。私も授業担当者ほど長時間拘束ではないが、新規の出会いの引きこもり青年たちを、重ねて巡回する入学者選抜のような巡回を、夏期講習時の取り出し指導と併行して予定通り行うことが出来た。

9月の予定も母の症状があるので、9月2~4日の2泊3日のショートステイが実現した。今夜は父の帰る前に、母と気持ちの取り直しを行ってみた。

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昨日は、三鷹の武蔵野大学のシンポに参加してきた。下記のようなものだ。

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●シンポジウム 発達障害児の将来 ~そのキャリア発達と就労支援~

講演「発達障害のある青年の理解と対応~大学生活と就労支援を考える~」
講 師 北海道大学大学院教育学研究院附属子ども発達臨床研究センター・教授
児童精神科医・臨床心理士 田中 康雄 氏

分科会
A班「佐世保高専の取り組み」  
講 師 佐世保工業高等専門学校教授  松尾 秀樹 氏

B班「NPOでの援助者付雇用の実践」
講 師 特定非営利活動法人  青少年就労支援ネットワーク静岡事務局長
    松下 英樹 氏

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田中康雄氏の話の検討は付いていた。関心は分科会の方にあった。佐世保工専の取り組みは、自閉症スペクトラムの子が集まりやすい実務教育環境にあって、彼らのストレングスモデルに基づく職業教育の試みレポートという、能力開発をめぐる教育実践紹介だった。松尾氏には「彼ららしさ」の受け入れの中から、苦手の克服ではなく、彼らの変容(発達)可能性を浮き上がらせたところに面白さがある。

一方●「NPO法人 青少年就労支援ネットワーク静岡」の静岡方式は、ボランティアによる保護司式の訪問指導の就労支援だ。就労移行支援になるのだろうか、個々の引きこもり青年に伴送して、地域の職場に体験就労させていく活動。講師の松下英樹氏は自民党の国会議員秘書経験を生かして、地元の地縁ネットを駆使して就労体験をさせていく。この体験をベースに企業就労を進めていくのだが、職域開拓を露骨に政治力を使ったというところに、「就労=立身」の発想の残滓を見るのだが、そのまま静岡方式を私の提案している実践に取り込むことは出来ないが、このレポートの現場は様々な問題が噴き出していそうで興味深い。9月下旬静岡大に行くので、「わーく」で取材させてもらおうと思っている。

そんな下心があって武蔵野大シンポに参加したのだが、行政関係者が多いようで、予想外の話は全然無かったが、目的は達成できた。しかし静岡方式は「援助つき雇用」を活かしているというのだが、ちょっと違うのではないかと思わせるところもあった。9/22には静岡大で津富代表と会う。

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帰りは武蔵境から白糸台で降りて武蔵野台に乗り換え、調布に戻って橋本に出るという変則的な方法を取って巡回先に出た。1時間ちょいというところ。武蔵境は小笠毅さんの遠山真学塾が駅前にあるのだが、時間にゆとりがないのでお邪魔せずに西武多摩川線に乗った。遠縁の葬儀で多磨霊園に行ったきり、十数年も乗っていなかった。

橋本の巡回は、多摩センター君と新入り君のふたり。選挙速報が気になるのに、何で学習指導なのかと、それぞれふたりに聞かれて「世の中、そんなものだ」とわけのわからない説明をしてきた。

新入り君は9月4日の高卒認定試験の合格発表前で落着かないのだった。再会を約束して、なんとか夏期講習時の入学勧誘屋を済ませてきたのだった。

おみやげはプリンをしっかり買って、TVの前の食卓に臥せっている母に一応の意思表示を済ませた。

とにかく眠い。即仮眠したが、月末、案の定、今夜は夜間傾聴の申し込みがなかった。明け方、隣の家の車に起こされてこの記事を書いている次第。

クラブハウス等の話は、ふたたび日送り。すみません。


夜間傾聴:なし

(校正2回目済み)


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